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フォックスキャッチャー (2014)

FOXCATCHER

監督
ベネット・ミラー
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3.52 / 評価:906件

歪んだ者同士が生む圧倒的な悲劇

  • からかす さん
  • 2020年2月12日 22時46分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

とにかくジョン・デュポンを演じるスティーブカレルがすごい。
統合失調症を患うデュポンの不気味さ、怖さ、
友情を請う哀しさ、そしてもっとも賞賛してほしかった
母親から突き放された時の無情感、
どこを切り取っても完璧な演技。
レスリングのコーチをするデュポンの居たたまれなさときたら。

マークとデイヴの兄弟の関係性も非常に良い。
冒頭のレスリングの練習で勢い余って
デイヴの鼻を強打して鼻血を出させてしまうマーク。
でもマークは謝らないしデイヴも意に介さずという感じ。
二人は昔からこうやってレスリングの練習してきたのが分かるし
一方でマークが自棄になったときはデイヴは怒る、そして抱きしめる。
この不器用な弟と優しく見守る兄の
コンプレックスと絆を強く感じさせる兄弟愛が見事。

とにかくジョンデュポンは金の力で全て手に入れてきた人で
地位も名誉も勝利もレスリングチームも手に入れた
でも母親の賞賛と友人だけが手に入らない。
肥大化してかつ歪んだ承認欲求の塊。
一方マークは偉大な兄デイヴの影に隠れて
暗くてものすごく大きなコンプレックスを抱いてる。
こんな歪んだ二人がボタンを掛け違えないわけがなく
多分デュポン、マーク、そしてデイヴ三人とも幸せになるような
世界はどこにもなかっただろうなと思うとただただ悲しい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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