2015年8月22日公開

向日葵の丘 1983年・夏

1382015年8月22日公開
向日葵の丘 1983年・夏
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1983年。松田聖子や中森明菜といったアイドルたちのヒット曲が流れ、マイケル・ジャクソンのアルバム「スリラー」が世界を席巻する中、田舎町に暮らし、地元の映画館に通い詰めていた女子高生3人組。やがて彼女たちは、町の人々も巻き込みながら8ミリ映画を制作することに。より友情と絆を深めていく彼女たちだが、卒業直前に起きた事件がきっかけで別々になってしまう。それから30年後、彼女たちは再び顔を合わせる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(113件)

泣ける33.1%切ない22.0%楽しい10.2%笑える8.2%かわいい7.8%

  • WXYは知ってても、それだけじゃ

    3.0

    リンゴとハチミツ

    30年前の高校生の自主制作映画を作る様子がまざまざと再現されてる。 その映画の内容は名画のシーンの寄せ集めの如何にも高校生が作りましたって感じの物、当然のごとく稚拙だが、それは現実感を増す。 当時のウォークマンとかラジカセとか懐かしいと思う、映画館のたたずまいもそう。 結局、高校時代には上映できずに30年後に当時の仲間、出演者を集めて上映できて感激のフィナーレに、演技のヘタさとか全然関係なく当時の思い出が全てを圧倒する。なんか上出来の結末。 ただ、上映出来なかった理由とかあんまり説得力が無い、ヒロインの父の大学の先生が高校の校長を呼び出して止めさせてる。 けれど、大学と高校の先生とは系統が違うのでそんな力関係とか現実には無いだろうし、近隣住民も出る他愛もない映画を上映させない理由には乏しい。ラジカセや流行歌は世相を反映してるけど、肝心の上映禁止の理由にはあまり世相感はない。 それに、30年も親とか同級生と仲たがいして合わなかった理由が、上映中止だというのも理由としては弱すぎ。なんか別に大きな裏切りとかがるのかなと思ってみてた結局それは無し、親の金で上京して大学生活を送ってるのだし、すこし現実離れしてる。 ヒロインがシナリオライターとういう設定なんでしっかりと物語を作ってるのかと期待するので余計にこんな物語の細かい所が気に掛かる、惜しいところ。 ヒロインを演じる芳根京子と常盤貴子、見る人の年代でどちらの立場に関心が向くか分かれる面白さはある。

  • kou********

    4.0

    鑑賞後、実に切ない

    主人公の年代設定が自分とほぼ同じという事もあり、非常に感情移入出来、ところどころ懐かしい設定や小物などが出て来て楽しめた。 物語も使い古された感じではあるのだが、逆にそれを逆手に取るというか、80年代の時代に創られていた映画へのオマージュとも取れる作品に仕上がっていて、好感が持てる。 ロケ地の地元の一般人の人にお芝居をしてもらったりしているシーンが多くあったが、そりゃあ素人だから演技は下手である。 しかし、それが味となっていたりするのだ、それは、かつて80年代の映画には、子供が見ても酷い演技だという芝居をする演者が沢山映画に出演していたものだ、その感じにどこか似ていて、素人の下手な芝居までもが何だか懐かしいのである。 そんな素人にも混じってしっかりと実力のある役者陣が根幹を担っているので、物語も安心して観ていられる。 結構長い作品だったが、最後まで時間を気にすることなく、長さを全く感じさせない秀作でした。

  • aqu********

    2.0

    高評価に期待しレンタル。駄目だった。。。

    「感動しました」「涙が止まりませんでした」などのレビューがとても多かったので、これは凄い映画だろうと思ってレンタルしましたが、いやいや、感動できませんでした。 評価2.5ぐらいでしょうか。 ・全体的に台詞が説明調であり、脚本がくどい ・町民も巻き込んで自作した映画を、父親(あまりにも傲慢)と校長の話し合いだけで上映中止にするのは無理がある。 ・30年たったあとに病院で、たかことみどりが登場人物4人の死んだ理由を延々と語るシーンはもっとあっさりで良い。 ・お父さんを許せないという理由で?、30年も地元に戻らず、母親が入院していたことも知らなかったというのは、あんまりだ。 ・藤田朋子さんが、突然上映会に現れた理由が不明。「話せば長くなる~」で誤魔化してしまっていた。(後で何らかの説明があると思ったが) ・上映会の前に、たかこが挨拶するシーンの長いこと長いこと。一礼して、「どうぞごらんください」で良いのではないか。 ・1回目の上映会のあとに、相当な人数が映画館に集まってきていたが、現実感がない。少ない人数しか集まらなかった方がリアルで良かった。 ○常盤貴子さん、津川雅彦さん等の演技はすごく良かっただけに、残念。 ●で、どうして「向日葵」の丘だったんでしょうね?空想的な場面やポスター以外のシーンで高校時代も30年後の時代も向日葵の出てきた場面はなかったようですが。

  • yab********

    3.0

    思い出の封印

     1983年。僕は会社に入って2年目で、会社に入ってから映画等これっぽちも観ていなかった。  それでも学生時代は、邦画ならATG映画、洋画ならウディ・アレン、そして、この作品にも出てきた『俺たちに明日はない』、『ローマの休日』、そしてヒッチコック作品等を観てお茶を濁していた。  それから33年。この作品の主人公のように33年と言えども、時は一瞬にして流れた。  でもこの作品のように、確かに街の三本立ての映画館はなくなり、レンタルレコード店は、『TSUTAYA』に変わった。カセットテープがCDに、ビデオテープがDVDに変わった。8ミリもDVDに変わった。その様変わりとともに世代交代があり、人が死に、人が生まれた。ある文化が廃れ、新しい文化が発生した。  最近そういったことをしみじみ思う。たとえば当時は携帯すらなかったんだと。  とっておきの過去などない。過去を美化する思い出もない。昔の友人とは音信不通。同窓会も1回も出たことがない。というかそういう案内も来ない。過去は置き去りにして今を生きるしかない。  僕のようにそう思っている人が見ると感動するかも。主人公のように30年もの間故郷に帰らなかったというのはさすがに現実的ではないが、昔よく遊んだ向日葵の丘が、戸建て住宅になっていたというのは、とても現実的で共感するからだ。  主人公の田舎の学校では、映画とかがスノッブのごとく扱われているが、それは自由と放任をはき違えていた都立高校出身の僕からすると、とても違和感と時代錯誤を感じる。それが彼女たちのトラウマとなり、思い出を封印してしまったという哀しい事実は、1983年の日本では起こりえなかったのでは?という疑問が残り、そこがこの作品の重要なファクターなだけに、最後まで納得がいかなかった。

  • aoz********

    5.0

    救われたような気持ちになりました

    数字、目に見える成果、豊かな暮らし、一億総活躍社会…今の私達は耳に聞こえのよい言葉や装いに追い立てられて、何かを無理やり忘れようとしているかのようです。 そんな時、この映画「向日葵の丘1983年・夏」を観て、救われたような気持ちになってしまいました。日本は果たして、どこへ向かって進んでいるのでしょう。活躍したくてもできない人、境遇や環境…そんな思いは切り捨てられ、隅に追いやられて、黙らせられていく無機質な社会。この映画で主人公の多香子が経験したことは、そのまま今の日本のこぼれ落ちた多くの人々の思いを象徴するかのようでした。 立ち止まることは負けること… 本当にそうなのか? この映画が問いかけるメッセージは、まさにこれだと思います。立ち止まれない、八方ふさがりだと思い詰めている人々が多い中で、昔、輝いていた頃、不自由でも誰も追い詰められたりしない空気の中で、のびのびと息をしていられた時代に立ちもどって、心を開放してみたい。そんな誰もの思いが詰まったこの映画だからこそ、何度も号泣して、心を開放することができました。 取り繕うためだけの答なんか要らない。でも、少なくとも、この映画を観る前よりも優しくなれたような気がする。 この気持ちを、日本中の少しでも多くの人に体験してもらいたいです。その思いが、本当の意味での、みんなが輝ける社会に繋がっていってくれると信じられる、そんな素敵な映画でした。

スタッフ・キャスト

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製作総指揮
常盤貴子多香子
田中美里みどり
藤田朋子エリカ
芳根京子多香子(高校時代)
藤井武美みどり(高校時代)
百川晴香エリカ(高校時代)
並樹史朗多香子の父親
烏丸せつこ多香子母親
津川雅彦梶原支配人

基本情報


タイトル
向日葵の丘 1983年・夏

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル