タイム・チェイサー (2013)

　…あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄だった。。
　物理学者のガブリエルは、妻と9歳の息子エロル（ハーレイ・ジョエル・オスメント）を残したまま突然失踪してしまう。
　それから12年。
　大学生になったエロルは、祖父であり、父の師でもあったサルのもとで同じく物理学の道を歩み、一方父の帰りを待ち続ける母は精神的に不安定な日々を過ごしていた。
　そんなある日、エロルは祖父が発見した研究ノートから、父がタイムトラベルを研究していたことを知る。
　どうやら父は、過去の世界で運悪く殺されたらしいのだが……。
　で、エロルは、父が殺害される前の現在へと連れ戻して平穏な家庭を取り戻そうとするのだったが、そんな矢先に母親は自殺を謀って亡くなってしまう。
　で、一層、エロルはタイムトラベルする必要に駆られるのだったが、そんな折、恋人のグレイスが妊娠する。
　で、先のレビュアーさんと同じく、グレイス、あなたが一番正しいのよ。
　そのグレイスが次のように言う。
　『失った過去よりも、現在の二人の気持ちと未来の家族の幸せの方が大切だわ！』
　エロルは、その言葉によりタイムトラベルすることを諦めるのだったが、またもや、タイムトラベルせざるを得ない状況に追い詰められる。
　今度は、グレイスが流産してしまったのだ。
　エロルは、再び過去を変えたいという情動を抑え切れなくなり、タイムマシンの研究開発に没頭し……そして、遂にタイムマシンは完成し……果たして、エロルは父親を過去から取り戻して現在を変え、平穏な家庭を無事に取り戻せるのか？といったストーリー。
　若干面白そうに書いてしまったが、タイムマシーンはショボイし、結末も、何だかな～～あまりスッキリしない幕引きだったが、一見の価値ぐらいはあったかな。
　ハーレイ・ジョエル・オスメントは演技力こそ健在だったものの、小太りで髭モジャで胸毛モジョモジョのオスメントを見ていると、『シックス・センス』、『A.I.』の時代に『タイム・チェイサー』したくなってくる作品だった。