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映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 ~サボテン大襲撃~ (2015)

監督
橋本昌和
  • みたいムービー 202
  • みたログ 1,005

3.96 / 評価:1,499件

☆【結論】ノー天気に楽しむに限ります☆

この際だから、言っておきますが、
前作、『ロボとーちゃん』と比較して、
優劣つけるのは止めましょう。

変な、しがらみを排除して、ノー天気に楽しむ。
それが、クレしん映画の神髄でありますから。

そもそも、原作は、青年漫画雑誌の4コマ漫画。
シニカルで、オトナの矛盾を突いたコメディが原点。
それが、アニメ化され、下品になり(いい意味で)、
映画化されて、下品さを極め、
気が付けば、誰もが知っているアニメへと成長したこと。
数多くの4コマ漫画が連載され、消えてしまう、
大量消費の今の中で、
ここまで大化けした漫画は見事というしかない。

そういうシニカルで、おバカなキャラの映画版なのだから、
更に極めて何か問題ありますか?
映画だから、何か期待するというものかもしれないが、
あの有名な2作品のシリアスさを求めるなら、
今作の鑑賞を止めた方がいい。

とは言え、おバカ路線を長年続けるのは大変だ。
マンネリ感を意識させず、常に、新鮮さを保ち続けること。
制作陣の苦労には、ホント、頭が下がります。
今作も、見事に、新鮮に見せて頂きました。

今作を観て感じたことが2つ。

1つ目は、感動の持ち上げを、物語序盤になっていること。
カスカベ防衛隊との別れ。(特に、風間くん)
今までの定番の流れを断ち切るかの様な大胆さ。
インパクトとしては、説得力がある。

しかし、序盤以降の、おバカぶりと、ノー天気ぶりと、
キラーサボテンの不気味さ。
そして、クライマックスのトドメとして使った、あのアイテム。
伏線の使い方と回収の仕方も納得。

2つ目は、引っ越し後の、
メキシコの舞台であるマダクエルヨバカでの、
キラーサボテンの不気味さを初めとした、
ホラーやサスペンスぶりは、
かつての映画のオマージュなのかなと感じる。

個人的には、『トレマーズ』や『ジョーズ』を初めとした、
怪物映画やパニック映画をヒントにしているなぁ・・・と、
映画を知っている(特にマニア向け)人も
ニヤリとさせるアイコンを感じる。
描写的にも、ホラー的な面があるが、
そういう点は、決して、コドモ向の映画にはさせないという、
制作陣の意地が見えるのですが。

今作は、当然の☆満点。
過去のあの2大名作と重ねてはいけません。
泣ける映画という、期待感はやめましょう。
あの2大名作を重ねるという視野の狭さが、
結果的に、クレしんの神髄を理解していないという、
自ら、愚かな証明をしてしまうことになるでしょう。

映画としての評価をするのがバカらしくなります。(いい意味で)
やはり、こういう映画は、ノー天気に楽しむに限ります。

詳細評価

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