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名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり) (2015)

監督
静野孔文
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3.13 / 評価:2228件

探偵モノではない

  • akk***** さん
  • 2017年2月5日 3時18分
  • 閲覧数 2032
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作に登場する「花鳥風月」事件の焼き増しのようなストーリー。宝石専門のキッドが「向日葵」を狙い、人命を奪いかねないような悪事を働く、しかし蓋を開けてみれば別に黒幕が居た…。あまりにも予想通りの展開で、楽しみにしていたダークキッドは出番ない。

何よりもがっかりしたのが、近年お馴染みのミステリー要素の少なさとメチャクチャなアクション。過去の名作では、終盤、コナンと犯人が対峙するシーンにラブコメやメインキャラクターの秘話(小五郎が英理を撃った理由、新一と蘭のトロピカルランドでのデートでの出来事)が絡まり、迫力と感動、一番の盛り上がりドコロを提供してくれていた。一方、近年の作品といえば、ひたすら「犯人は空気で博士がたまたま作ってくれたメカで解決(物理)」の繰り返し。しかも物理的法則すら無視されていて、もはやコナンは能力バトルモノに転向したのかと錯覚するレベル。肝心の犯人も、動機は支離滅裂でコナンは全く推理をしない。過去の犯人たちは「富士山が見えなくなったからビル開発に関わった人間を殺した」など、そのブッ飛んだ動機をネタにされることさえあるが、異常なまでのプライドの高さや執念深さが十分に描かれていたため、突拍子がないように感じることは無く、寧ろ劇場版の犯人はこうでなければ、と思わされるくらいだったのだが…。その上、ゲスト声優の棒読みとピンクのネグリジェのようなワンピース姿で、丸っきり犯人としての「威厳」が感じられず。チャールズの方が悪い意味で目立っていた。そろそろ魅力的な犯人をください。

また、気になった点をいくつか突っ込んでおく。まず、メインキャラクターの性格・設定がおかしい。外見・性格ともに変装相手そのものに成りすますキッドが新一の姿で次朗吉に「ジジイ」と発言、暗号を解くのに時間がかかったとしてコナンがキッドに「ごめん」と謝る、キッドの「探偵」呼び、平然とワイドショーで喋ってみせる園子、80代にされてしまったジイちゃん。そして無理があるストーリー展開。脈絡なく差し込まれる向日葵畑でのピストル事故、わざわざ飛行機の前に立ちはだかるコナン。(もっとも、近年の超人化したコナンなら、ジャンボですら止めてしまいそうであるが)

ニューヨークの夜景、飛行機内での爆発から緊急着陸までの迫力、音楽は良かった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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