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Mommy/マミー (2014)

MOMMY

監督
グザヴィエ・ドラン
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  • みたログ 810

3.85 / 評価:620件

「毒親の元に生まれた僕」視点の話

  • chi***** さん
  • 2016年11月25日 10時24分
  • 閲覧数 1515
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

発達障害を抱えて途方に暮れるシングル・マザーの話かと思ったら、その逆の視点の話でした。

限りなく、次々と間違った選択を繰り返す母親が、問題を抱える子供の育て方を学ぶわけでも、自分の失敗を顧みるわけではなく、子供を傷つけ続けて開き直るという態度をとった結果、子供に反抗挑戦性障害というADHDの二次障害が発生したんですね。

たぶん母親が軽度知的障害のケースなのかな?と思いますが、子供の発達障害も突然現れるわけではなくて、家族の特性を遺伝的にもらうケースがほとんどなので、この母親の感情の起伏、どなり方、反抗的な態度を見ると、母親もおんなじ。

最後の最後まで、「これは、毒親の苦悩の話」なのかな、と思って見ていましたが、息子が着せられた拘束服を脱ぎ棄てで施設から逃げ出そうとしているシーンではっきりわかりました。「最後の最後まで稚拙な夢を抱く毒親の間違った選択による災難から逃げて自由になる僕」の話ですね。毒親に育てられて自己肯定感ダダ下がりの子は、結局毒親を求めるんだけど。そこが切ない部分。

毒親は自分なりに子供を愛しているけれど、その結果子供を傷つけているケースが多いもので、こういう場合は一緒に居ない方がいいんじゃない?ということを問題定義してる映画じゃないかな、と思います。

子供が16歳という、ちょっと早めの独り立ちもOKじゃない?という微妙な年齢設定にしてるとこからも、別にお涙ちょうだい映画にしたいわけじゃないんだよ、という監督の意図がくみ取れます。でも、ちょっと知識が無い人には、意図がわかりづらいかな~、で☆3つ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 切ない
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