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セッション (2014)

WHIPLASH

監督
デイミアン・チャゼル
  • みたいムービー 2,812
  • みたログ 9,517

4.10 / 評価:7,793件

とにかく色々とすごかった!と思える映画

  • aki***** さん
  • 2019年10月14日 4時52分
  • 閲覧数 516
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

多くの人が「名作」と認める作品の一つであることは知っていたが、今さらながら視聴。

演出がこれでもかってくらい「上げて落とす」で、上がっては落ち、また上がっては、落ち、
その次上がった後は、どん底まで落ちて、、
プライドがズタズタに切り裂かれ傷つき、人間の尊厳も全て砕け散り、
その辺の畜生の方がまだ生まれてきた価値があるだろうと思わんばかりの落としっぷりで、
こんな悲劇の主人公の気持ちの身に少しでもなっただけで 恐ろしくて、鬱で、それがすごすぎて笑っちゃう勢い。
でも この作品が王道的なスポ根で行くなら、いずれ「鬼教師との和解」が必ずあると思ってた。
失うものがなくなって、さらなる練習・努力をして 覚醒して、昇華して、鬼教師の認めるレベルまで達する。
当たり前のようにそういう展開が来ると思ってた。
そう思ってたら、、
まさかの鬼教師からの裏切り・復讐。
落ちるとこまで落ちたなあと思ったら、まだまだ想像も及ばない“下”があった。逆青天井の底なし沼だった。

果たしてここまで惨めで、酷過ぎるシーンが映画史上あっただろうか。

本気で 心の底から 死んだ方がマシって、一切の躊躇いなく思えるくらい惨め。
これが自分の身に起こったら、たぶん二日後に俺は自殺する。

鬼教師も、そこまでやるのか。怖い。イカれてる。

そして2人の間に決して埋まることのない大きな溝ができて、、
親父に抱き締められて、ああ もう本当に全て終わったんだな・・・と思って・・・


からのラストシーン。

2人のお互いへの憎しみとか主人公の野心とか鬼教師の復讐という行動を突き動かす音楽に対する狂った愛情とかそれまでの過去とか

それら全て置き去りにして、

誰も知らない高次元な場所で、2人は初めて繋がった・・・!

後から冷静に考えると、
彼女との恋愛パートの続き(コンサートは見に来てくれたのか)とか、
主人公は最後のコンサートに向けてどれだけ練習したのか(絆創膏と手のタコだけじゃシーンとして弱い)とか、
そもそもなんで密告がバレたんだろう とか、
細かいところに気がいくけど、それは粋じゃない。

細けぇことはどうだっていいんだ!黙って音楽を聞け!!

・・・そう ねじ伏せられた感じ。
それら一切のモヤモヤは一瞬でどこかへ消え去っていた。

いつの間にか音楽の世界に拉致されていた。そんな感じ。

そして余計なことは語らない。
余韻を残したまま、エンドロールへ。
心地よかった・・・。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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