ベル ~ある伯爵令嬢の恋~
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(5件)

勇敢26.7%切ない20.0%ロマンチック13.3%知的13.3%悲しい6.7%

  • nap********

    4.0

    1人の黒人女性の存在が歴史を変えた

    黒人女性とイギリス貴族の間に生まれたベルは大叔父のマンフィールド卿に引き取られる。 病気になった黒人奴隷を船から海に落として死なせた事件の裁判を扱うことになったマンフィールド卿は人道的な判決を出した。当時奴隷制だったイギリス社会において正義の判決を出したのは間違いなくベルの存在があったから。 1人の女性が歴史を変えた。 正義は世界が滅んでも行われるべきである。関係ないけど山口真帆さんを思い出したね。AKSは正義を行わなかった。200年前の階級制度に縛られてる社会で人間が正義の道を示したのに、現代に生きる日本人が正義を行えないのは非常に残念です。

  • fg9********

    4.0

    世界が滅びようとも正義は行われるべき

     …あらすじは解説のとおりだが、レビュー数は未だ3件のみだ。  よっぽど人目に付かない作品なのだろう。  18世紀英国。  海軍士官リンジー卿は黒人女性との間に娘ダイド(ベル)をもうけるが、出征のため養育を叔父のマンスフィールド卿に託す。  当初は難色を示すマンスフィールド卿だったが、姪孫のエリザベスがダイドと仲良く遊ぶ姿を見て、彼女を引き取ることを了承する。  やがて美しく成長するダイドだったが、褐色の肌のため社交界に出ることは許されなかった。  そんな中、彼女は弁護士志望の青年ダヴィニェール(ジョン)と親しくなっていくが……。  ベルは、これ以前に財産目当ての貴族と婚約したりもするが、自らの意思で白紙に戻し、ジョンと恋に落ちて結ばれる。  『ベル~ある伯爵令嬢の恋~』という邦題はなんともトンチンカンだが、確かに人種差別を超えたベルとジョンとの恋も描かれているが、この作品の根底にあるのは奴隷制度廃止のへ機運が高まったことだ。  マンスフィールド卿はイングランド高等法院首席判事の地位についており、折しも『ゾング号事件』の上告審を担当していたのだった。  『ゾング号事件』とは、売買するために運んでいた黒人奴隷に病気が蔓延したため、彼らの多くを海中に投げ捨てて死亡させたという事件だ。  で、審理の内容は、それが殺人事件に当たるか否や?ではなくて、奴隷に掛けられていた保険金が支払われるか否やだったのだ。  人権など微塵もなく、あくまでも物資扱いなのだった。  で、最終審でマンスフィールド卿は次のように断罪するのだった。  『たとえ世界が滅びようとも、正義は行われるべきである。』  その後イギリスは、1807年奴隷貿易法を制定して、奴隷貿易を違法とし、1833年奴隷制度廃止法が成立した。  なお、劇中において、ベルは随分と自由人のように描かれているが、実際のところは大きな隔たりがあったらしい。  『ベルは毎年の手当として30ポンドから10数ポンド程度を貰っており、時には召使一人分程度の場合もあった。  一方、一緒に育ったエリザベスは100ポンド程度を貰っていたが、女子相続人としての権利も得ていた。  ベルは人種的な問題、そして当時の私生児の法的・社会的地位の問題からエリザベスとは大きな身分の隔たりがあった。…ウィキより』  一見の価値は十分にあった。

  • REGINA

    3.0

    一枚の肖像画が、時を超えて伝えるもの

    18世紀に実在した貴族と黒人奴隷の間に生まれた女性、ダイド・エリザベス・ベルの話。 21世紀になってこの褐色の肌のダイドと白人の貴婦人(従姉妹のエリザベス)が対等に描かれた、当時としてはありえない肖像画の存在が明らかになったのだそうです。邦題は「ベル ある伯爵令嬢の恋」ですが、私は彼女の恋よりも、1枚の肖像画が「かつてこんな女性がいた」という事実を、時を超えて私たちに伝えてくれたことに感銘を受けました。 今でもイギリスは階級社会だし、人種差別は今でも世界中に根強く残っていますが今より厳しい階級制度があり、奴隷制度も存在した18世紀のイギリスで貴族と黒人奴隷の間に生まれたダイドが父方の大叔父・マンスフィールド卿に引き取られ、貴族として何不自由なく実の娘のように愛されて十分な教育を受けて育ったことは、奇跡に近い事だと思います。来客の時は一緒に食事をすることは出来ないなどの扱いは受けたようですが、それもある意味、彼女を守る為の配慮であったようにも思えます。同じように事情があって引き取られていた従姉妹・エリザベスとは姉妹のように育ち、やがて2人とも年頃になり社交界デビューをするのですが、当時のイギリス女性は働くことは許されず、持参金がないと結婚出来ないという時代。社交界デビューは、女性の人生を左右する結婚相手探しの一大事。その様子はジェーン・オースティンの小説が原作の「いつか晴れた日に」という映画と重なる部分もありました。エリザベスは身分も高く美しい白人女性ですが財力がない、ダイドは身分も高く美しく財力もありますが、黒人の血を引くということで差別され、なかなか上手く行きません。財産目当てでダイドに求婚する貴族青年も現れたけど、ダイドが気になるのは奴隷制廃止のキッカケともなったゾング号事件の判決の行方と、熱い理想に燃える青年ダヴィニエール。裁判を担当したのはダイドの育ての親でもあり、当時イギリスでも絶大な影響力を持っていた最高判事、マンスフィールド卿。若い頃は正義と野心に燃えていたマンスフィールド卿も、地位を手に入れた今は保守的な立場に。しかしマンスフィールド夫人の一言が、彼を初心に返らせます。最初に夫より先に、ダイドを引き取る覚悟を決めたのもマンスフィールド夫人でした。子供はいなかったけどダイドとエリザベスに愛情を注いで育て上げ、物事の本質を見極める目を持った賢く勇気あるこの夫人は脇役ながら本当に素敵でした。史実と映画では異なるかもしれません。かなり脚色されているとも思いますが、私はこんなブレない人に憧れます。映画の最後に、本物のダイドとエリザベスの肖像画が映し出されます。200年以上も昔に生きた絵の中の褐色の肌のダイドは知的に輝く瞳を持った、とても美しい人でした。肖像画が残っていることからも、如何に彼女が家族に愛され、大切にされていたかがわかります。

  • mot********

    4.0

    とっても良かった。

    何の情報も無くDVDで鑑賞。 実話に基づく18世紀のイギリスにおける黒人奴隷解放のきっかけとなった話です。 差別、女性の権利等重たいテーマの他にラブロマンス、友情、 信念を貫く強さなどとても丁寧にストレートに描かれていると思いました。 重たすぎず暗すぎず結構気持ちよくストーリーが流れます。 とても良い作品だと思います。

  • いやよセブン

    4.0

    イギリスの奴隷解放

    18世紀のイギリス、主人公(ググ・ンバータ=ロー)は黒人の母と白人の父の間に生まれ、見かけは黒人だった。 父はイギリスの海軍士官で、娘を叔父(トム・ウィルキンソン)に預け、そのまま再会することはなく亡くなってしまうが、莫大な遺産を娘に残す。 叔父も叔母(エミリー・ワトソン)も見かけは黒人の主人公を守りながら愛情を注ぐ。 そして判事の頂点に立った叔父の前に、難破した奴隷船の裁判が持ち込まれる。 実話らしい重厚な話運びで、最後まで集中して見ることができた。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
ベル ~ある伯爵令嬢の恋~

原題
BELLE

上映時間

製作国
イギリス

製作年度

公開日
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