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クリミナル・アフェア 魔警
2015年2月14日公開

クリミナル・アフェア 魔警

魔警/THAT DEMON WITHIN

R15+1112015年2月14日公開

みのり/Minori

4.0

ネタバレ悲劇

重傷を負い入院していた武装強盗団「鬼王団」のメンバーで凶悪犯のホン・コン(ニック・チョン)は警察の隙を突いて逃げる。 一方、今回ホンと出会うことになった警察官 デイヴ・ウォン(ダニエル・ウー)には過去の事件によるトラウマがあるらしい。 デイヴは血の繋がっていないお婆さんの面倒を見ている。 彼女には警察官の息子がいたが、20年前に亡くなっている。 デイヴは彼の死に関わっているらしい。 そして、その亡くなった彼は今回出会ったホンにそっくり…。 しかし同一人物ではないと思われる。 年齢が合わない。 ホンとの遭遇により、封印していた過去の記憶が一気に蘇る。 デイヴの言動は徐々に狂気を帯びて行く。 幻聴や幻視の症状も出て来る。 その時点で既にホンは崖から落ちて亡くなっていたのだが、デイヴは自分が作り上げた幻のホンの姿を見る。 デイヴは狂気に駆られながらも鬼王団の連中を追い詰め、彼らと繋がっていた刑事 ベン・チャン(アンディ・オン)を追う中で、ガソリンスタンドにて爆発炎上により焼死する。 回想。 25年前、貧しい地区に住んでいたデイヴたちは強制撤去に来た警察と衝突。 その混乱の中で誤ってデイヴの父親 ウォン氏の身体に火が付き彼は死亡。 10歳のデイヴは目の前で父親が苦しみもがきながら焼け死ぬのを見ていた。 幼い彼は復讐を決意する。 警察側の先頭に居て、ウォン氏が投げた火炎瓶をはね返し、誤って彼の身体に火を付けてしまった警察官。 彼こそがお婆さんの息子だった。 デイヴはあの警察官の家を突き止める。 油を流し、火を付ける。 成程、そんな悲しい過去があったのか。 全てが繋がった。 デイヴもまた火に巻かれて亡くなったのが、何とも言えない、皮肉な最期であった。 心が痛む。 役者の方々、素晴らしい演技でしたね。 特にダニエル・ウーさん、デイヴの狂気の演技が素晴らしかった。 痛みが伝わって来て。

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