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映画 ビリギャル (2015)

監督
土井裕泰
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4.04 / 評価:5,666件

☆あたしのやる気スイッチは何処?☆

観終わった後、一番先に思ったこと。
『あたしのやる気スイッチは何処?』
学生時代に見つけるべきでした・・・と、
少し後悔しております。

今作を観ようと思ったのは、
1日の映画の日であることと、
ブレイク中の有村架純さんを観たかったから。

そんな単純な動機ですが、気軽に構えていたのですが、
結果的には、それが好印象に繋がる、いい映画でした。

細かい解説は省略します。
この映画を簡単に説明すれば、
これでもか!という位の、ポジティブのオンパレード。
今、売れている、ひめくりカレンダー
『まいにち修造』のポジティブさを実写化した感じ。

しかし、こういう、ポジティブさは、
見方によっては、説教臭いとか、
嫌味やウザさやプレッシャーとかの、
ネガティブと感じるのですが、
不思議な事に、そういうネガは感じる事はありませんでした。

恐らく、製作者もそういうネガを見せず、
ポジティブなテーマを、素直に感じてもらいたいという、
配慮を感じます。
これでも、説教臭いというのなら、
失礼ですが、相当、ひねくれ者というしかありませんね。

この映画のキャッチコピーの一つが、
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて、
慶應大学に現役合格した話』

先ずは、如何にして、主人公の工藤さやかを、
やる気にさせるかを、写し、
そして、数々の挫折・苦悩にぶつかり、
苦しみ、もがく事を通じ、それ乗り越えることで、
勉強することの意味や、生きていく上で必要なモノを、
観る側へ、諭す様に、時には強く伝えています。

そして、この映画のもう一つのストーリーは、
壊れかけていても、自覚がない家族の姿と、
ある事件で、それが爆発して、
そこから、はじまる、家族の再生の物語を描いています。
期待を、子どもたちに寄せるというのは、
間違いなく、子ども達にとっては大きなプレッシャーとなり、
それが、長年の積み重ねで、ふとした瞬間に、何か壊れてしまうもの。
しかも、それに気づかず、
都合のいい解釈で、
気がつかず、追い詰める親も、同罪なのですよね。

そういう点で言えば、
親子で観て、鑑賞後、親子で談笑するのも、
いいかもしれませんね。

誰だって、人生には無限の可能性がある。
しかし、現実という壁が、可能性を狭めていく。
そういう現実を如何にして打破するかを知るのも、
この映画のテーマのもう一つと感じました。

今作は、☆満点。
主人公を演じた、有村架純さんは、
間違いなく、これから伸びる女優さんです。
完全に、あのテレビ小説の某主人公を追い越しました。
そういう期待が持てる女優さんが、
前向きな映画に出るのだから、いい映画になりますよ。
未だ、演技に硬い面があるにせよ、
これからの映画の出会いで、
自分なりの色を模索して、
見つける役者さんになると思います。

映画好きの立場で言えば、
映画そのものは並であり、
手堅い演出と感じ、刺激に乏しいと嘆くかもしれません。
とは言え、この映画が発するメッセージは、
全ての子ども、全ての親達に伝わるものがあります。

『勉強をしろ!』というメッセージは、感じられません。
如何にして、やる気を見つけ、
それを、自分の中にとりこみ、
前向きという理想が、
現実を凌駕する力を持っているのかを、感じる映画です。
そのやる気は、今の段階で結果として表に出なくても、
これから先の人生の糧になるということでしょうか・・・。

最後に、
現在、小学1年生の娘を、
久しぶりに、おっぱ(おんぶ)、して、
娘の温かみを、感じ、
これから先、素直に育って、
何でも言える娘になってもらいたいと、
願うのであります。

どこでもある話。
類型的な内容と思うかもしれません。
しかし、そう思っても、
前向きさが如何に大切かと思わせる映画はありません。

これを観て、それでも前向きに感じられないのなら、
間違いなく、人生そのものに問題ありと思いますよ(笑)。

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