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岸辺の旅 (2015)

監督
黒沢清
  • みたいムービー 205
  • みたログ 1,031

3.12 / 評価:776件

演出の意図が掴みづらい。結果、不親切

  • my******** さん
  • 2019年3月8日 4時52分
  • 閲覧数 1049
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

深津絵里主演という事で期待して見てみたが、映画的芸術性を感じる能力が不十分である自分にとっては、この映画の何がすごいのかがさっぱり分からなかった。

まずファンタジーであるにしろ、亡くなった人が蘇ったのにも関わらず瑞希も妹を亡くした奥さんもリアクションが薄すぎる事に驚く。そして場面転換も毎回唐突でエピソードごとの落とし所も弱く感じた。特に最初の新聞配達の老人があの世に行った後の廃墟になっているシーンからいきなり次の旅に移ったときには驚いた。そんな感じで「?」が何個も続いたので最後に全てが分かると思い見ていたが、結局「全てあなたの解釈にに委ねます」系でがっかりした。個人的に「意図的な不親切さ」と「結果、不親切」の違いが分からないので、もう少し「ウソ」のなかにも「本当のようなウソ」の情報を与えてもらいたかった。

音楽もかなりミスマッチな気がした。曲自体は素敵なのだが、「ここで感動してください」「ここで不穏を感じてください」とプッシュが非常に強い。王道ファンタジーのラストシーンのような曲調からホラーやサスペンス要素も感じるゾッとした曲調まで幅が広いというより圧が強すぎる。普通このような「あなたに委ねます」系の映画って音楽も邪魔しない静かなものが多いような気がするが、あまりのテイストのギャップで合ってないような気がする。

そして終盤の煙の演出…。合成丸出しで冷めてしまった。中途半端に絵的な勝負をするのだったら、立派な役者が揃っているのでなにも足さずにとって欲しかった。

という事で、この映画の芸術的な価値が分からないなりに「そういう映画なんだ」と思って見ていたが、どこか余計な物は足してしまっているようで、演出の意図が自分にはよく分からなかった。ただただ、やっぱり深津絵里って綺麗だなと思った。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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