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エレファント・ソング
2015年6月6日公開

エレファント・ソング

ELEPHANT SONG

1002015年6月6日公開

スーザン

5.0

われらがドラン、はじけてます。

嬉々として演じてるなあ。 閉ざされた空間での会話劇サスペンスとして見応えたっぷりの脚本だ。 自由自在にグリーン医師を挑発するマイケル。 時に見透かしたように、時に感情を爆発させ・・・。 観る側も、いったい何処へ着陸するのかと彼に翻弄される。 そして途中から失踪事件は大した問題ではなさそうだと感じてくる。 これはマイケル自身の問題だ。 伏線がある。 協力する代わりにグリーン医師に出した三つの条件。 僕のカルテを、見ない事。 ご褒美に、チョコレートをくれる事。  看護師長のピーターソンを、外す事。 辛く孤独でさみしい魂。 ドランが出演を熱望したわけがよく分かる。 役柄が合っていないという意見もあるが。 だが、やっぱりドランだ。 ちょっと不自然なくらい、”もっとボクにかまって”風な甘えた演技が好きだ。 そしてその青臭さをブルース・グリーンウッドとキャサリン・キーナーが補う。 特にキャサリン・キーナーは、その立場と心情とが見事に表現され、出演者の中では一番の存在感である。 余韻も良い。 次回はやはり監督作が観たい。

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