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あん (2015)

監督
河瀬直美
  • みたいムービー 655
  • みたログ 3,817

4.15 / 評価:3685件

小豆がたどってきた過程に思いを馳せる

  • mar******** さん
  • 2021年10月17日 19時20分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

樹木希林さんの言葉の本を読み、もともと素敵だと思っていた彼女をもっと知りたくなった。

そのなかに、孫の伽羅さんとは昔から折り合いが悪くてと書いてあって、孫にたいしてそんな言葉を使う人がいるなんてと興味深く、この「あん」をチョイスしてみました。(相性が悪かったのは伽羅さんの小さい頃のようですが)

どら焼きやさんのはなし。永瀬正敏演ずる店長さんと樹木希林の徳江があん作り、いやどら焼きやさんの運営を通して心の交流を深めていく話。その脇で孫の伽羅さん・若菜が、ぽんと背中を押すような言葉をかけてくれる。
徳江の教えは技術的なものと心のかけ方。小豆がここまでたどり着いた過程に思いを馳せる。そんな境地なかなかたどり着けないよ。

社会に出て自分の腕でお金を稼ぎ、接客をして、若者と交流をする、、そんな多くの人が何の気概もなくやってることが素晴らしく貴重な経験となる、抑圧されてきた人生。私の考えもつかないような日々。

浅田美代子のやな感じも素晴らしい。世間の無慈悲ないやらしさは実際にあるし、それが多数派だ。自らを省みる機会になった。

市原悦子さんもすごくよい。二人の少女感がよい。けどあんなおしゃれなおばさんが二人揃うことなんてなかなかなくないかと思ったが。
終盤に出てきてすごい存在感だったな。

そして内田伽羅ちゃん。声と話し方がすごく好き。おばあちゃんとの演技、すばらしかったです。お団子ヘアにしたときの、襟足のほあほあした後れ毛がキュートでした。


鑑賞中、店長と一緒に何回も泣いてしまった。徳江さんはほんとに一緒に働けて楽しかったと思う。店長さんには大感謝だと思う。
自分で自分の歩む道を決めることが困難な境遇の彼ら。そこから踏み出すことの大切さを見せてくれた。私たちが教えてもらったものは大きい。

最後に、自然の美しさ、音も含め堪能できる映画でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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