レビュー一覧に戻る
アメリカン・ドリーマー 理想の代償
2015年10月1日公開

アメリカン・ドリーマー 理想の代償

A MOST VIOLENT YEAR

PG121252015年10月1日公開

oce********

4.0

真っ当なことをしてもな

アメリカでは危険な年という認識の1981年。 強盗が日常茶飯事で、犯罪ニュースばかりの放送。 そんな中で移民のアベルはオイルの会社を起業するが、ライバル会社の陰謀や脱税疑惑を突き付けられ窮地に。 話としてはかなり地味なものに写るが、のし上がることをこの映画は良しとしない姿勢で描いていく。 だからこそ真っ当な仕事をしていたアベルは疑心暗鬼に陥り、救いの手を違法でも構わないと感じ始める。 どこら辺がアメリカンドリームなのかと思うが、これは結果的にという苦い味でしかない。 主演のオスカー・アイザックの立場は「ゴッドファーザー」のマイケルと何ら変わりがないわけで、どちらにも傾く危険性を持ち合わせている。 そして妻を演じるジェシカ・チャスティン。 行動の裏に潜む意味はいちいち疑問を投げかけて、かき回していく存在感はすごいものがある。 真っ当な奴はつぶされるという道理の中で、どこまで正直を貫けるのかがきっちりと見て取れる中身だった。

閲覧数1,194