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アメリカン・ドリーマー 理想の代償 (2014)

A MOST VIOLENT YEAR

監督
J・C・チャンダー
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3.39 / 評価:253件

刑務所に入るくらいの覚悟がなかったら……

  • fg9***** さん
  • 2017年3月21日 13時23分
  • 閲覧数 1402
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …監督は、『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』で御大ロバート・レッドフォードを大海原にたったひとりで取り残して水攻めにしたJ・C・チャンダーだったので、観てみる。
 …あらすじは、解説のとおり。
 犯罪が多発し、今よりずっと危険な街だった1981年のNYが舞台で、移民のアベル(オスカー・アイザック)は、ギャングのボスを父親に持つアナ(ジェシカ・チャステイン)を妻に迎えながらも、クリーンな商売を自らのモットーに、オイル事業で成功していた。
 ところが、さらなる事業拡大のため、土地の購入資金に彼が持ち金をはたいた直後、輸送トラックの積み荷を狙った強奪事件が頻発するようになり、その上、脱税容疑で銀行から融資の約束を取り消されて、アベルはすっかり窮地に追い詰められるのだった。
 で、原題は『A Most Violent Year(最も凶悪な年)』で、タンクローリーの運ちゃんから、我々も拳銃を所持して自衛しようと言われるのだったが、アベルは暴力に暴力で対抗してなんになるとして決して認めないのだった。
 で、アベルの奥さんのアナは、あまり出番は多くないが、時折映し出されるアナは、いつだってペン先で物憂げに計算機を叩いているのだった。
 また、二人は、車での走行中に鹿を撥ねてしまう事故を起こすのだが、情けの銃弾を撃つのを躊躇っているアベルに対して、すかさずアナがアベルから拳銃を奪って何事もなかったかのように情けの銃弾を放つのだった。
 これらの事象が結末に繋がる流れは、なかなか面白かった。
 で、アベルの必死の捜索をもってして、オイル強奪事件の犯人はワレるのだったが、時既に遅し、金策の期限は否応なく迫って来るのだった。
 「理想の代償」を払わされつつあるアベルの「アメリカン・ドリーム」も最早これまでか?と思われたところで、アナがギャングの父親から借財して助けてくれたのだった……と思ったら全然違っていて、会社の経理担当・財務担当のアナが粉飾決算をして隠し預金をゴッソリと溜め込んでいたのだった。
 「刑務所に入るくらいの覚悟がなかったら、金儲けなんて出来ないわよ」
 派手なドンパチこそあまりなかったが(長い長い追い駆けっこはあった)、なかなか重厚で見応えのある作品だった。
 最初はヘンテコリンな邦題と思ったが、こうして書き出してみたら合致してしまったので、☆一つプラスした。
 なんのこっちゃ……。

詳細評価

物語
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