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永遠の0(ゼロ) (2015)

監督
佐々木章光
  • みたいムービー 15
  • みたログ 510

1.95 / 評価:486件

泣きました、マジで

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年7月14日 1時28分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 最後の30分ぐらいは涙でぐしょぐしょでした。感動した、なんていう言葉で言いたくありません。とにかく、悔しかった。悲しかった。戦争が憎かった。
 これほどこっちの心をマジにさせた、向井理さんと多部未華子さんの演技に、感服です。

 私は原作は知りません。まず映画を見て、ぜんっぜん話が成り立ってないのに失望したのですが、ドラマの方はもっとちゃんとしてるよ、という話を聞いて、これを見る気になったクチです。
 なるほど。戦時中の新聞の迎合報道への批判とか、外套の逸話とか、映画では省かれていた要素がこっちではきちんと描かれています。
 しかし、それが映画版とドラマ版との一番の違いでは、ありません。
 一番決定的な違いは、このドラマ版は、映画の3倍近くある時間的余裕を十分に使って、主要な登場人物の心理描写を、たっぷりと、入念におこなっていることです。これのおかげで、こちらは宮部久蔵(向井理さん)にも、妻の松乃(多部未華子さん)にも、本当に感情移入することができる。

 この描き方なら、久蔵が、必ず帰ってくると約束したにもかかわらず特攻に志願し、しかも生還できるとわかっているチャンスをみずから放棄して死地へ向かった動機は、理解できます。
 そして、必ず帰ってくるという約束を破った久蔵の心情を、松乃が理解し、大石との結婚を決意した心情も、この描き方なら納得できます。

 久蔵が特攻に志願した動機が明示されていないのは、映画版と同じです。その背後にじつはこういう動機が隠されていたのだということが、ちゃんと暗示されているのも、映画版と同じです。違うのは、その暗示に、こちらが十分に感情移入できるだけの深みが、あるか、ないか、にあります。
 今回、ちゃんと比較してやろうと思って映画版とドラマ版を並べて見てみましたが、骨格としてはまったく同じ物語が、脚本の違いによって、これだけ違う感覚をこちらに残すものかということに、あらためて驚きました。

 視聴率もそれほどじゃなかったし、映画サイトでも評価はあんまりよくないようですが、そんなことによって偏見を持たず、白紙の状態でご覧になってみることをお勧めします。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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