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虐殺器官 (2017)

GENOCIDAL ORGAN

監督
村瀬修功
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3.60 / 評価:821件

原作の一読者

  • rin***** さん
  • 2020年10月22日 18時18分
  • 閲覧数 117
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

一体どうしたのか?近未来のデバイスを描くことで力尽きたか?
あるいはストーリーを追うことに疲れ果てたか?
作り手は原作にかなりの想い入れがあったとのことなのだが・・・

原作で極めて重要な象徴的な意味を持つプラハ、サラエボ、ムンバイといった土地の描写が良い例だ。ストーリーの展開上プラハの描写は多いが、観光案内の域を出ていない。原作が散々カフカに言及していることを少しは尊重してくれ。最重要人物ジョン・ポールの心象形成に最重要なサラエボに至っては描写とも言えない。

原作は極めて映像的描写が多いので、読者は映像を想像しながら世界を追体験する。それを上回らずに映像作品化する意味は?

また、ラストを変えているが、これは主人公の心象風景を大幅に変更、というよりは全く別物に作り替えたことになる。作り手の原作解釈というには収まらないまでに。
主人公シェパード大尉の心象に大きな影響を与えるアレックス隊員の扱いもおかし過ぎる。原作でアレックスが発する「地獄は自らの頭の中にある」というセリフは原作のキーワードの一つだろうに。

作り手は大変な困難・苦労を経て作品を完成させたとのこと。それを承知で書くが、虐殺器官のタイトルを使わず、原作を参照しつつも、オリジナル作品を作るべきだったのだ。

あなたが原作を読まずにこのアニメに出会い、まだ原作は未読なら、是非とも原作に当たって欲しいと切に希望する。

詳細評価

物語
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映像
音楽

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