作品レビュー(94件)
- つとみ
5.0点
ネタバレ愛の伝承と偏見
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 寝耳にミミズ
4.0点
あり得るかも
- slg
5.0点
ネタバレ良作でした!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kat********
4.0点
アナの行動が不穏。自分の子供を昼夜でそんなに違った風に接することができるのか。全体的には北欧の綺麗な冬のいい映像 Amazonプライムで鑑賞 2020/11/11
- blu********
5.0点
ネタバレ無意識のうちに…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - タイムスリップ1.21ジゴワット
5.0点
思考回路に異常を来たし狂気に走る様が痛々しくリアル感を醸し出す。 平穏に生きて来た人には受け入れて貰えない作品でしょう。
- まあしい
5.0点
スサンネ ビア監督の過去作品は軒並み評価が高い。 俳優の演技を最大限に引き出す演出力、カメラの視点 や控えめな音楽の挿入、わかりやすい編集、無駄のない 台詞、オリジナルの脚本、ラストシーンで観客に確実に 届く説得力のあるメッセージ等、 すべてが映画監督として突出しているからだと思う。 本作はサスペンスのカテゴリーに入ると思うのだけど 早く謎を知りたいとは思わない。なぜならヒューマンドラマ に重きを置いていてそちらの方が興味深いからだ。 主人公の幸福から絶望や、焦燥感、理性が狂う瞬間 愛や後悔や失敗や懺悔。 妻への愛が軌道を逸する行動に出ても、それを私には 咎めることができないし、 妻をしっかり見ていなかったから、こんな不幸が訪れた。 なんてことも思わない。誰だって見落とすこともあるし、 認めたくないこともある。それが後に大きな落とし穴に なるとも気づかない。それが人間なんだと思う。 主人公の夫は普通の人で、刑事という仕事をまじめに行い、 立派なマイホームも持ちかわいい息子もいて愛する妻も いる。 そういう恵まれた人生の途中にある落とし穴。 自衛のための行動ではなく妻を救うためであったにも かかわらず最後に裏切られる。 でも誰が誰を裏切ったのだろう? 不可抗力でも事故でもない。事前に防げたかもしれない・・・・。 いや、やっぱり無理だったんだろうな~。妻の両親を 見ればわかる。 すべてはそこから始まっているに違いない、と観客に 気づかせる伏線がいくつも張られてます。 だから、本作の大筋のテーマは「親が子を思う愛」 だと思うのだけど、それだけじゃない。 人生には思いがけないことがいくつもあります。 軌道修正できることもあるし、もう引き返せないことも 多々ある。 主人公の人生は引き返せない。 しかし、その後には心温まるプレゼントがありました。 はら、やっぱりまた思いがけないことが起こった。 きれいに再生ししっかり人生を歩んでいるであろう母と すばらしくかわいい少年を確認したのだから。 主人公の人生の失敗は、赤の他人の人生に良い 影響を与え輝かせることもあったのだ。 ファンタジーのような結末とは思わない。 ビア監督の映画の特徴である最後の『希望』は、人生を 歩んでいくためには、絶対必要不可欠なものだから。 「人」と「人生」を俯瞰しながら、時には主人公たちの 内面をえぐるように演出します。傍観者のように映画を 撮りながら 決して「人」を突き放さないのが、ビア監督の特徴です。 そしてもう一つの特徴はいつも「いい男」が主人公ってこと。
- ブラックペッパー
3.0点
ネタバレ普通
このレビューにはネタバレが含まれています。 - oki********
4.0点
切ない。 子どもがいる親ならズキズキくるだろうシーンも多々あるが、妻目線で産まれた子どもに対する「見えない不安」が最悪なケースまで発展していく。 どこの家庭でも一歩間違えれば0%ではない、、、子を1番に思う母親ならではの葛藤や闇を描いた展開は観る人を引き込みます。 産まれ育った家庭環境も関係ありそうだけど、妻のSOSは言葉の端端や行動と目?に出ていたと思う(凄い演技力) しかしそれに気づかない夫の鈍感さ?いや悪い意味でのポジティブさか? 最低限の寝かしつけのフォローはしていても「本当に気付いてほしい部分」は分からない。 急に感情的な物言いになる瞬間や自信のない言動、不安定な心の動き…そんなささいなようで少しひっかかるものを見落とすととんでもないことになるなと。 仕事で帰ってきてなんとなく聞いたフリをしてる日常の会話(うんうん、ほうほう、はいはい)を改めたいと個人的に思いました。 でもミステリー映画としては◎ 信じたいものを信じるのは大切だが大事なものを見落とすさないように気をつけよう…そんな事を思える見どころ満載の映画でした。
- koko
3.0点
主人公の行動に共感できない、と匙を投げるのは勿体ない。 そもそも、冒頭出てくるような夫婦をほとんどの人間は目の当たりにする機会がない。ましてや、糞便まみれでクローゼットに放置された赤子を観たことがあるか?ないでしょう。 しかし、世の中には信じられないようなクズ人間、我々の常識や良識なんて1ミリも持ち合わせていない人間は実際に存在していて、主人公は刑事と言う職業柄こういう光景を日常的に目に入れている人間。 そんな理不尽さと戦う彼が、突然愛する我が子を失い妻に「自死」という武器を見せて脅迫されたとき、どんな行動に出るか。 「共感できないから意味わからない」の一言で済ませるのはあまりに陳腐で滑稽だ。 この映画の構成は見事だと思う。 主人公が無理やり自分の行為の中に「正義」を見出したものの、 実際は「良識ある愛情深い母親」だと思っていた我が妻の「乳児虐待の事実」と、 クズだと信じて疑わなかったジャンキー女の中に見えた「ひとかけらの良識と深い愛情」とを対比させる結果に繋がっていくのだから。 誰よりも苦しいのは主人公だが、皆が苦しみを抱えている。 我が子を死に至らしめた妻は悪人だったのか? そうは思わない。 あんな人里離れた家に赤ん坊と2人きり、娘にも孫にも関心のない両親は会いにも来ない。 思いつめてしまった妻を断罪できる程我々は偉いのか?と問いたい。 人は己が受けた愛情をそのまま人に伝えていくと言われている。 ジャンキーだが必死で赤ん坊を生かそうとしていた母親、彼女もまた愛に飢えていたのだろう。 私は、主人公の行動に共感は大変愚かであると思うが、理解は出来る。 そして、主人公の妻の気持ちもジャンキーな母親の気持ちも理解できる。 そういう気持ちを持てれば、他人のほんの一場面だけを切り取り、「赤ん坊の泣き声がうるさい」だの、「あの親は躾がなっていない」だの、そういう荒んだ気持ちはだいぶ少なくなると思う、きっと世の中が少しだけ優しくなる。 地味な映画ではあるが、自分も一人の母親として今一度、我が子だけでなく世の中の子ども達に目を向けていこうと決心させてくれた映画でした。
- alichan
3.0点
毎日のようにネグレクトや虐待のニュースを見る 放置している親はオムツも交換せずお風呂にも入れず赤ちゃんを糞尿まみれにしてるって事なんだね 改めて恐ろしくなった… たまにスーパー等でオムツが尿でパンパンになったままにされている乳幼児を見かけてドン引きしてしまう 面倒かもしれないけど、オムツはきちんと替えてあげてほしい 見ていて悲しくなるし可哀想です 映画はちょっと親として共感出来ない部分も多々あったけど、結末が気になり最後まで集中して観る事が出来ました
- p41********
2.0点
プライムの高評価に疑問。 タイトルやジャケで「揺りかごを揺らす手」をイメージしていましたが、だいぶ違います。 社会問題をテーマにいい話風味にしていますが、二組夫婦の誰にも共感できない。 ジャンキーDVクズ夫は論外として、その母親も暴力で支配されているとは言え、虐待はしていないと言い切る。いや、ネグレストは虐待ですよ。 不衛生にしたまま放置し、体売る仕事とか秋田の事件を思い出しました。 主人公の妻。綺麗だし立派な家と警察官で優しい夫がいても精神崩壊するほど子育てに追い詰められたんでしょうか?実の両親とうまくいっていない描写があるので、育った環境から問題ありそうですね。主人公、子育て中どころか子供授かる前に気付きましょう。 一番子煩悩で警察としても有能そうな主人公。 我が子が死んですぐすり替えようと行動する発想がまず理解できない。 相手はクズ夫婦の子ですよ?いくら赤ちゃんに同情は湧いても、我が子の代わりになるんかい?赤子なら何でもいいんかい! 汚れオムツすり替え時から、全く感情移入できなくなり、その後の展開も冷めた目でしか見れなかったです。
- gan********
3.0点
ネタバレ大きな引っ掛かり
このレビューにはネタバレが含まれています。 - aav********
4.0点
ネタバレとにかく我慢して最後まで観るべき
このレビューにはネタバレが含まれています。 - thiara
3.0点
育児ノイローゼで自分を見失ってる母親 生活環境が最悪な育児放棄寸前の母親 どちらも子供への愛情はあるが自分を守る事で精一杯でこの時期の赤ちゃんを育てた事のある女性なら多かれ少なかれ感じた事があると思う 主人公が行った行為は良くない事だけど、あれがあったからこそ、最後のシーンに繋がった。 取り替えていなかったら違う未来になっていたのかもしれない。 あの子が幸せそうに生きている事が何よりと思える話で終わって良かった ただミステリーホラー的な話では全くなかったのでちょっと拍子抜けした
- りこりん
4.0点
ネタバレ見て損はない
このレビューにはネタバレが含まれています。 - pat********
5.0点
ニコライコスターはこういう哀愁漂う悲劇的な役がよく合う デンマークの作品ということだが、同じくデンマークの傑作刑事シリーズ「特捜部Q」ではクセのある刑事役の主人公を演じていたニコライ・リー・コスがいきなりモヒカンのチンピラ役ででてきたので度肝を抜かれた しかしこの役がまたハマっていたりするからすごい演技力だ 物語はネタバレになるので詳しくは言えないが 意外な展開が待っている、そして考えさせられる だが最期のホームセンターのシーンで救われる おすすめできる作品です。
- le_********
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Karuna
5.0点
不覚にも最後号泣。 安定のスザンネビア。 主演陣が素晴らしい。 特捜部Qのあの人がジャンキー役で出ているではないですか!あまりの変貌ぶりに唖然。 ネグレクトのシーンはあまりにもリアルで目を背けたくなる。 私自身も母ですが、娘の育児は大変で夜泣きがすごかったので、育児の大変さは身をもって痛感してます。 男にはわからないのかな。 でも私も歳を重ね、様々な人間の弱さ、醜さを見てきたから、正義という名の剣で捌きたいとは思わない。 尺の長さを云々する人がいて残念。それこそこの映画の肝ではないですか。 ビア監督はいつもそうですが、善悪の価値観を揺さぶる。 何が良い母親か、悪い母親か、 良い父親か悪い父親か、 わからない。 最下層でも素晴らしい親はいるだろう。 エリートでも思わぬ悲劇を招くかもしれない。 赤ちゃんがあまりに可愛く、それゆえにより一層痛みを感じた。 深い深い余韻を残す。
- こにあろう
5.0点
デンマークの映画は初めてだったが、言語が聞き馴染みがないだけで、それ以上にストーリーがしっかりしていて伏線を追って最後まで大変おもしろかった。 赤ん坊2人の対称的な環境だが、愛情と環境は異なり、糞塗れの子の方が幸せに育っていく。母性が正しい母親が勝ち、裕福で一見幸せそうな母親でもいい母になれるとは限らない。刑事の父性だけでもアレキサンダーはちゃんと育っていったかもしれないのに。 とにかく最後まで楽しめた。俳優陣が上手かったし、乳児の子たちも大変可愛かった。北欧の景色、家屋も素敵だった。