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悪党に粛清を
2015年6月27日公開

悪党に粛清を

THE SALVATION

R15+932015年6月27日公開

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3.0

西部劇一直線、ど真ん中、ど直球ウェスタン

全て、既定済みの、とてもよく知っている西部劇を、しっかり作品にしてみたら、これがなんとシンプル・イズ・ベスト、短い時間にしっかりまとまって、演じ手それぞれの濃お~いキャラクターで、まあ、久々の西部劇楽しめました。 主人公がベルギーから新天地へ一旗揚げに来た、どうやら腕の立つ兵士だった・・・おう!こらあ、目新しい設定じゃあないですか。開拓時代の新大陸には、欧州からのあぶれモノ、一山当てようとやってきた荒くれなんか、いやあ、たしかにいたんだろうねえ・・・。と、始まった後の展開、もう一直線、西部劇です。これ以外の展開はあり得ないくらい西部劇です。 マカロニ・ウェスタンには近いけど、すこしあか抜けているような、チーズ臭さの無い、シンプルなガン・アクション。 登場人物それぞれに、過去を色づけしたところが、いいかなあ。保安官や町長や、雑貨店の若者にも、何か一言、来歴のホコリをつけれたら、きっと人間ドラマに近づけたのではないでしょうか。 それにしても、昨今この「復讐モノ」が多いですねえ。「アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ」なんかから始まったのでしょうか、昔からあるパターンではあるのですが、暴力性が過激です。 ISに象徴されるような、トランプ氏を支持するような・・・時代は自身を守るための過剰な反撃を求める「過激主義」に覆われてきているように思えて、観終えて心地はけっしてよくありませんでした。 現代は「SALVAGE(救済)」なのですが、この復讐が本当に救済になるのか・・、話中に「目には目を」というセリフが登場しますが。 保安官の最後の一言「悪に引き込まれるな」が・・・主人公の復讐劇に肩入れする観客への警告のように思えました。 しかし、とにかく昨今めずらしくなった西部劇、やはり日本のチャンバラのようなエンターティメントの魅力があるのでしょう。それなりに観れます。

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