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悪党に粛清を
2015年6月27日公開

悪党に粛清を

THE SALVATION

R15+932015年6月27日公開

ぺろたろう

4.0

あの頃のウエスタンへの愛

南アフリカロケとのことで風景は 本場西部劇をしのぐほど広大。 街や人の服装がやたらカラフルなのは 50年代くらいのアメリカ西部劇に 似せようとわざと加工しているのかな? コスナーの『ハットフィールド&マッコイ』では画面一面カーキとベージュとブラウンになってて、リアルな19世紀感を出そうとしてるようだったけど この映画は「西部」じゃなく「西部劇」を見せたいんだね、「あの頃の西部劇」をさ。 全編に「ファン心」が溢れてたよ。 昼だか夜だか分からない馬車の場面とか、 CG使い過ぎって批判されてるけどアレ 「アメリカの夜」にしたかったんだろうと思うよ。 物語の方は完全なマカロニウエスタン展開。 伝統の家族惨殺から始まり 痛めつけられた主人公が復活、復讐する。 93分という短い尺もいかにも昔の マカロニぽくていい。 音楽がやや弱く、ファニングのガンマンが 登場しないとこが残念無念な点だけど 画面中央を荷台に棺桶ひとつ乗せた ロバがぽくぽく歩いてくるシーンなんて レオーネ感すごくてニコニコw 床を撃つ銃撃一発ごと穴から光が差す演出 なんてマッシモ・ダラマーノかと。 セリフがほとんどなく、 硬い表情でライフルをバンバンする マッツ・ミケルセンは脳内で アンソニー・ステファンに変換可能だ。 …これは今更来るわけがないと思ってた 「マカロニウエスタンの新作」が来たと 錯覚できる映画。

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