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バトルフィールド
2015年6月27日公開

バトルフィールド

SWORD OF VENGEANCE

862015年6月27日公開

kih********

3.0

「ノルマン・コンクェスト」余話、黒澤風。

 イギリスの「ノルマン・コンクェスト」のことを知りたくてレンタルして観た。残念ながらその用は満たされなかった。当然だ。これは、時代こそノルマンによる征服に場面が設定してあるが、別にこの時代でなくても創作できるチャンバラ劇だった。エンタメ映画だった。歴史学習参考書(映画)ではなかった。そりゃそうだろう。映画でお勉強しようというのが、少々虫が良過ぎる。こういうことはよくある。  イギリスやフランスの人々には必須基礎知識だろうから、時代の説明は要らない。同じことは逆の場合にもいえる。邦画『柘榴坂の仇討ち』というのがあった。日本人だったら「幕末・維新」「桜田門外の変」などは誰でも知っていることだから説明はいらない。その中の “異聞” “外伝” “余話” といったものはいくらでも作品化できる。『柘榴坂…』は幕末余話、桜田異聞というものだった。『バトルフィールド』はノルマン・コンクェスト余話なのだ。  それでも大いに参考になった。どの程度の時代考証がしてあるかは分からないけど、ノルマンからの征服は凡そそこういうことだったのだろう。「百年戦争」に繋がって行くだろうことも雰囲気としては分かる。  エンタメだから誇張や誇大脚色もあるだろう。この監督さんは画面構成を黒沢映画に真似ているだろうことは見え見えだ。そういうことを差っ引いて見たら、これはこれで歴史参考書補助資料(余聞)となる。  さて、百年戦争の参考映画はないか。余話、異聞でもいい。

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