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約束の地 (2014)

JAUJA

監督
リサンドロ・アロンソ
  • みたいムービー 94
  • みたログ 139

2.82 / 評価:85件

大好き

  • bar******** さん
  • 2018年4月4日 9時58分
  • 閲覧数 517
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

約束の地。う~ん好き。

なんて美しい映画なんでしょう。水、緑、光……。

白と緑と青が、こんなにも美しく配合されているとは……。

で、これは静かな映画です。衝撃的な要素はあまりありません。ただですね、登場人物たちのいる風景が非常に美しいんですね。

またですね、画の作り方はこれ一流ですよ。構図とかもきちんとわきまえて撮ってありますし、光の取り入れ方などもすごくこだわっています。映画の画を見る方ならば絶対に気に入ると思います。


ただし、分かりにくい(というか魅力を見つけにくい)映画なのは確か。

こういう映画って、「へん! これが芸術ってことかよ! 芸術って馬鹿じゃねぇのか!」とかいう批評をされがち。

まあ、気持ちは分かるのですが……(^_^;)


また○○賞を取った~という触れ込みも、そういった怒りを加速させるだけです。まあ賞はいろいろな要素が絡みますから、いちがいに作品の価値を示しているとは言いがたいところはあると思います。

自分は見た方がその人なりの評価をすればいいんじゃないかと思います。もちろん議論を戦わすのはオッケーだし、自分も思うまま書いてみようと思います。

下の方が詳細な考察をしていてくださっているのですが、なるほど、と思わせるところがありました。

ただしかし、つじつまが合わなければ価値を持たない、ということではないと思います。

ありのままを見る……感じる……というのは、ちょっと鑑賞能力のひけらかしに見えるかもしれませんが、私は見る際に、いろいろな当て込みをやめればいいだけだと思います。自分の持っているものを使って映画を見ようとすること……それが正しい場合もありますし、そういう見方では見ることができない映画もあるということではないでしょうか。

自分の意見ではありますが(^_^;)


象徴を使うタルコフスキーとか、あとはタル・ベーラとか、『神々のたそがれ』とか、自分は解説本を読んだわけではありませんし(読もうとは思いません)、ストーリーや表現のすべてを理解したわけではありません。

それでもそういった映画は本当に大好きなんです。なぜか。わかりません。

ただ「美しいから」でしょうか。


その「美しい」がいったい何を指すのか……それはなんとなく胸の中にあるのですが、非常に言葉にしにくいのです。専門家さんが何か言葉にしてくれれば、「あっ、それよそれ!」と言えるかもしれません……。

この映画に限って言えば、やっぱり画の美しさ、静けさ……それだけではなく、
「神聖な土地をあてどなくさまよう」という作品全体から見た神秘的な感じ……でしょうか。ずいぶん古い世界のイメージだと思うんですが(人間が主人公ではなく、「場」が主人公だと思います。これって古代世界に通じるものがあります)、こういうことって、他の映画じゃなかなか見られないものだと思います。

だから「好き」なのかな? (^_^)


監督からしたらもっといろいろなことを感じ取って欲しかったかもしれません。でも自分だって意識上で明確に捉えることができないだけで、いろいろなものを感じ取れたんじゃないかと思います。

これは虚心坦懐で見た方が、すっとわかるような映画だと思います。こんなわかりにくい、自称芸術通が好きそうな映画なんてクソだ! なんて思わないで、あなたも芸術とは何か、わかるような芸術通を目指して一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。もちろん、芸術=全肯定、というわけではもちろんありません(それはただの権威主義者であり衒学主義です)、きちんと批判的精神を持って、この作品を捉えることが大切、よく感じ、よく考える、それこそが大切なのだと思います。

ときには「芸術だ!」と謳われていても、どう見ても関係者の過剰宣伝でしかない場合もあります。(といっても私自身の中で「芸術」「非芸術」の区分があるだけですが……)いろんな人がいろんな思惑で、簡単に「芸術」と言えてしまうようなところもあるのも事実です。しかし、私はこの作品は大好きなので、勝手に芸術だと思い込んで、頭の奥にしまっておこうと思います……。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 知的
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