3.0点
ネタバレこりゃぁ~、マジ、敵わね~
…前作では次のように書いていて、☆三つだった。 『「前略」先ずは、冒頭の「ユニバーサル・スタジオ」のロゴと共に流れる音楽がアカペラ仕様になっていたので笑える。 で、後のストーリーは書くまでもないが、決勝大会での選局とアレンジについては、DJに拘っているベッカの意見をもっと主張したものにして欲しかったな。 また、劇中で「女性だけのチームだと低音が無いのでダメだ」的な発言があったが、お説ご尤もで、確かにベース音・ドラミング音が弱いと感じられ、男性チームの方が上回っていると感じてしまったな。 更に、序盤・中盤の二度にわたってゲロの大噴射場面があり、しかも、そのゲロの中での背面泳ぎは必要だったかいな? その背面泳ぎをした菊地凛子似の東洋人が「双子の妹を食べた」とか言っていたが、全くの意味不明で……でも、ちょっぴり可笑しかったな。 散々悪口を並べてしまったが、アカペラ合戦とファイナル・ステージのパフォーマンスはなかなか圧巻で、これだけでも観た価値はあった。』 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。 『ベッカ(アナ・ケンドリック)が所属する大学ガールズアカペラ部のバーデン・ベラーズは、全米大会で女性チームとして初の優勝を果たした。 ところがスキャンダルが原因で、大会への出場ができなくなってしまう。 そんな中、一度きりのチャンスが訪れるものの、メンバーは卒業した後の進路などに悩んでいた。 さらにドイツの強豪チームが彼女たちの前に立ちふさがり……。』 そのスキャンダルというのは、オバマ大統領の誕生日を祝う国民的イベントで、おデブのエイミー(レベル・ウィルソン)が空中ぶら下がりのパフォーマンスの最中に、パンツの股が裂けて前も後ろも衆目に晒してしまうという大失態を演じてしまったのだった。 下着を履いていないというのは確信犯…というところはゲスで可笑しかったな。 アナ・ケンドリックとレベル・ウィルソンが続投し、最近観たばかりの『スウィート17モンスター』のヘイリー・スタインフェルドが新入生として加わる。 あっ、そうそう、菊地凛子似の東洋人も続投だったな。 汚名挽回するには、コペンハーゲンで開催される世界アカペラ選手権で優勝することだった。 で、前作では、女性vs男性の構図だったが、本作では、アメリカ代表vsドイツ代表の構図なので、丸で第二次世界大戦のようなアカペラ世界大戦の様相を呈していたな。 ドイツ代表の『ダス・サウンド・マシン』の軍隊もどきのパフォーマンスには圧倒され、こりゃぁ~、マジ、敵わね~と思っていたら、歴代のベラーズOGがバックコーラスを務めてのラストはチョッピリ感動してウルウルしてしまったワイ。 アカペラ司会者の2人の下ネタ・コントも可笑しかったな。 前作から続投のアナ・ケンドリックとレベル・ウィルソンもなかなか魅せてくれたが、オラッチ的にはオーブリー(アンナ・キャンプ)が一番の魅力だったかな。 『~~3』も今春には日本で公開されるらしいが、WOW〇〇で放送されるのを首を長くして待つことにしよう。 本作もストーリーこそ大したものはないが、アカペラ・パフォーマンスはなかなか圧巻で、十分に一見の価値はありの3.4点といったところかな。 (メモ 総レビュー数:2856件、2018年度:41作品目)