2015年9月19日公開

シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

TWO RAGING GRANNIES

822015年9月19日公開
シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

アメリカ・シアトルの田舎で生活している92歳のシャーリー・モリソンさんと86歳のヒンダ・キプニスさんは、経済成長について疑問を抱く。大金持ちでもビジネスマンでもない老女の二人は、その疑問を解決するため大学生や大学教授、経済アナリストのもとへ向かう。門前払いをくらったり、会ったところで納得できる答えも見つからず、ついにニューヨークのウォール街へと突撃する。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(8件)

知的26.1%勇敢17.4%かっこいい13.0%笑える13.0%コミカル13.0%

  • msj********

    5.0

    目をそらしてはならない

    現代人たちは目をそらし続けている。 それは直視するのが怖いから臭いものには蓋、問題の先送りをして逃げてるだけだ。 そのツケを我々の子孫が払わねばならない。 孫は可愛がるのにまだ見ぬ子孫はどうでもいいのか? 頭の悪い人間たちがあまりに多すぎる。 この映画は核心をついた映画だと思える。 でも、経済人は誰も見向きもしないだろう。 そして地球は破壊の限りを尽くされ滅びるのだ。 愚かな害虫である人間たちの手によって。 哀れなのはなんの罪もない動植物たち。

  • べにと

    2.0

    ちょっとアンフェアかな

    珍しく家人が興味を示して「行ってみない?」ということになった1本 面白かったは面白かったんだけど、予想(これまでの人生ノンポリだったおばあちゃん2人が突然一念発起して経済の勉強を始め、素人ならではの新鮮で鋭い視点から各問題を抉り出して描く……みたいな作品かと思ってた)とは全然違って、ガチのプロ市民が各方面に逆ねじ喰らわそうとするお話でした(汗) そりゃこういうことしたら出禁は当たり前だしこっそり罵倒されても仕方ないよね…… という訳で、面白かったけど、「目的は手段を正当化する」みたいなやり方は好きじゃないなーと微妙な気分で帰って来たのでした (後で訊いたら家人もだいたい同じ感想だったらしいです/汗) しかし90代で地球の未来を憂える人は間違いなく善人ではあると思います

  • tom********

    1.0

    ネタバレドキュメンタリー?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mus********

    3.0

    お金じゃないのよ、人生は!

    電動車椅子に乗るおばあちゃん二人が「経済成長って必要なの?」と大学教授や、ウォール街のセレブたちに果敢に挑む、という内容である。 このおばあちゃん二人は、シャーリーが92歳、ヒンダが86歳。 いわゆる「アラナイ」アラウンド90歳という高齢だ。 アメリカ、シアトルの田舎町に住んでいる。 普段は歩くのも支障があるので、外出は電動車椅子。トコトコと踏切を渡り、スーパーマーケットに向かう。 その途中に、ホームレスの人たちが多くいる。 ニュースや新聞では、年金だけでは家賃も払えなくて、家を追い出された、とか、今は不景気だ、という。それを解決するのが「経済成長だ」と偉い人たちが言っている。 スーパで買い物をしながら、二人は 「もっと無駄使いしろってことなの? いらないモノをたくさん買って、それで世の中良くなるのかしら?」 と素朴な疑問を持つ。 そんな二人が「アラナイ」にして、ついに経済問題に目覚めるのである。 さて、シャーリーとヒンダは、とりあえず、大学に経済学の授業を聴講したい、と申し込んだ。 幸いにも聴講は許される。 訊きたいことを質問するため手を挙げる、二人の年老いた聴講生。 しかし教授の対応は冷たかった。 「授業中の質問は、一切受け付けない、いやなら退室しなさい」とのこと。 電動車椅子でゆっくり教室を出て行く二人。 でも、いやな先生ばかりではない。 二人はツテを頼って、年老いた物理の教授から話を聞くことができた。 その老大家は言う。 「世の中の人たちは”指数関数”について、何も分かっちゃいませんね」 老大家は、アメーバのたとえ話を二人に披露した。  瓶の中にアメーバを飼う。 アメーバは1分で二つに増えてゆく、とする。 さて、11時に瓶の中にアメーバをたった一つだけ入れてみる。 しかし12時、アメーバはみるみる増殖し、瓶の中から溢れて出してしまった……と仮定する。 ここで教授から質問。 「さて、瓶の中が半分になったのは何時何分でしょうか?」 シャーリーとヒンダは、ふぅ~むと考え込む。 やがて、 「そうねぇ、たぶん11時59分でしょ」 ご名答!! 素晴らしい!!ファンタスティック!! 先生はにっこり。 「だって1分で倍になるんですもの。12時の1分前は、瓶の中は半分だったってことよ!」 続いて質問。 「じゃあ、アメーバが、このままだと瓶から溢れる!!と気がつくのは、何時何分でしょうね?」  老教授はニヤリとする。 そう、瓶に半分の時でも、まだ、誰もが気づかないのだ。残された時間は、あと、たった1分しかないのに…… これがまさに今、地球と人類が抱える問題なのだ。 先生は優しく解説してくれる。 「経済を5% ”成長させ続ける”ということは、このアメーバの理屈と全く同じです。全世界の人達が、アメリカの一般市民と同じ暮らしを『維持する』には、地球があと4個か5個、必要なのですよ」 そして首をすくめる。 「もっとも最近宇宙では、地球のような”いい物件”はまだ出回ってませんがね」 ー持続可能性ー 右肩上がりの成長が全てを解決するのだ、という偉い人たちがいる。勝ち組の論理は、富める者たちが、現状の富をさらに増やし続けるための、都合のいい論理だ。 この人たちはきっと、自分たちが地球をショートケーキのように切り分けて食べ続けていることを自覚していない。 こういう一握りの「特権階級」を自認している人たちが集まる、ディナーパーティーが開かれる。 このパーティーにシャーリーとヒンダ、二人のおばあちゃんが挑む。 「質問したいの!」 「成長は必要なの?」 「私たちに、分かるように教えて欲しいの!」 あまりにも素朴すぎる質問。会場に居合わせたセレブ達は失笑する。しかし、二人は真剣だ。 やがて屈強なボディーガードが現れ、二人はパーティー会場からつまみだされてしまう。 しかも脅迫めいた言葉と共にだ。 さて、二人にはよく分かっている。 もうじきお迎えがやってくる。 今の自分たちが欲しいのは、「お金」や「モノ」でもなく、憐みでもない。 彼女たちが最も欲しいのは、時間なのだ。 彼女たちは「経済成長は人を幸せにするのか?」という巨大なテーマに出会ってしまった。 彼女たちはある意味、幸せな老人たちなのかもしれない。 自分達の残された時間で、取り組むべき課題を見つけている人だからだ。 この二人の「怖いもの知らず」の行動に、観客は爽やかさを感じる。 なぜだろう。 おそらくそれは、彼女達が「無私」であるからだ。 自分がこの世を去った時、子どもや孫達が、よりよい世界で暮らしてほしい。 よりよい世界を残したい。 そんな「無私の心」が僕たち観客の胸を打つのだ。 ちなみに本作の上映時間は90分にも満たない。82分だ。 しかし、このチャーミングな、おばあちゃん達のエネルギーと、生き続ける勇気に、十分すぎるほどの満足感をもらえる82分なのである。

  • har********

    4.0

    ネタバレ何かを考えるための映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

原題
TWO RAGING GRANNIES

上映時間

製作国
ノルウェー

製作年度

公開日