あらすじ・解説
秋音(武田梨奈)は小学生のときに母(筒井真理子)がこの世を去って以来、母をみとらずに「獅子神楽」を舞っていた父(大杉漣)とわだかまりができていた。高校卒業と同時に故郷を離れた秋音は、母の十三回忌を機に5年ぶりに実家に戻る。故郷では60年に1度の大例祭を前に、最後となる獅子神楽の舞を披露することになっていた父の体に異変が生じ……。
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作品レビュー(9件)
- まー
2.0点
内容はいわゆるご当地バンザイ映画でしかないのですが、 丁寧に作られていて他のこの手の映画とは一線を画している。 役者も良い感じの人ばかりで、 特に筒井真理子さんの演技が光っていました! 絶世の美女というわけでもなく、 どちらかと言うと幸薄そうな顔立ちなのですが、 セリフのないシーンでの顔芸が真に迫っていました。 今回は二役ということもあり、 性格も生い立ちも違う二人の女性を巧く演じ分けられていたと思います。 また既に鬼籍に入られた大杉漣さん、 今井雅之さんの勇姿が見られる最後の映画です。
- Story Teller
3.0点
娘と父の心の交流の物語。主演は瓦を頭でがっしり割って話題になった武田梨奈ちゃんです。 今回は空手の技は封印です〜(^ ^) 母が亡くなった時から、父のことをずっと恨んできた主人公の秋音。15年以上経ってから、いまわの際に母を見捨てて神楽を選んだ父の哀しい気持ちを理解する。 憎まれキャラから父想いの娘の役まで梨奈ちゃんが好演します。特に最後の号泣シーンは説得力がありました。 ですが、一つだけ論理矛盾が。 どうしてのその技術が必要だと口説いて口説いてやっとカムバックさせてまで取り組んだ60年に一度の神楽の舞。 父親のスキルでなければ踊り切れないはずなのに「私しか踊れません」のオチにはあれ?でした。 梨奈ちゃんの問題ではなく、脚本の焦り過ぎの問題です。 星は ★★★★☆ 3.0です!
- nyj********
3.0点
地方を知ってもらいたい主旨で作られた映画である。この映画で都留市とかぐらというものを知った。映画を観て新しい知識を得ることは良いことだと思う。そして、それなりの心暖まる映画に無難に仕上がっている。可もなし不可もなし、人畜無害の映画。これくらいの映画ならできれば100分程度に凝縮してほしいと思った。
- cyborg_she_loves
5.0点
私はどんな映画見てても自分に重ねて見てしまう癖があります。恭二郎も、秋音も、自分の思いを相手に伝えるのがなんて下手なんだろう、相手の思いを感じ取るのがなんて下手なんだろう、と思うたびに、それってまさに自分のことじゃないか、と思って、見ながらいろんな自分の思い出が浮かんできてしまって、体の奥のどこかが痛くなります。 終わり近くの母の手紙を読むシーンは、だから泣けて泣けてどうしようもありませんでした。深いところに暖かい、重いものを残す映画です。
- kat********
4.0点
武田梨奈さんが好きなので見てみました。 武田さん主演の地方を舞台とした映画では「祖谷物語 おくのひと」もありますが、あちらのようなひねりはなく、物語としてはごくごく普通の内容と思います。 地方映画に見られるような、”あく”や”荒削りさ”もありません。それが魅力になる作品もありますが、本作は丁寧な仕事が集約された完成度が魅力だと思います。出演者も映像も音楽も、それぞれの仕事をものすごく丁寧にしっかりと行っているように感じました。 ユーザーレビューでは、イメージワードにチェックを入れられますが、該当する言葉が見つかりません。しっかりした仕事に感じられる「厳かさ」というのが一番ぴったりなワードかもしれません。
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