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アントマン
2015年9月19日公開

アントマン

ANT-MAN

1172015年9月19日公開

hick

4.0

ネタバレオヤジたちの熱い愛とシュールな戦い

【父と娘の板挟み】 スコットとハンクの「娘を持つ父」という共通点がいい味を出してる。ハンクはスコットに「泥棒をやめて、アントマンになり、娘が誇れる父親になれ」。娘のホープはスコットに「父ハンクのようにはなって欲しくないから、アントマンはやめなさい」。父ハンクの後悔からの教えと娘ホープの父への不満に挟まれるスコットが面白い。 【娘を持つ父たち】 そこから、スコットがホープに父ハンクがどのように彼女の事を思ってるかを、同じ娘を持つ父目線で語るシーンはとても良かった。それまでのスコットとホープの関係性が逆転した瞬間であり、ホープにとっては彼の包容力を感じた重要なシーンだと思う。仲を取り持った事で、娘を持つ父親としてスコットとハンクが絆で結ばれたような気もして熱い信頼関係だった。 【アクション】 アクションシーンはシュールさが笑える。他のヒーローたちと差別化された戦い方で面白い。冒頭でイエロージャケットでどのような事が出来るかを紹介するプレゼンテーション動画は、テロリストへの売り込みのような攻撃的な内容だったが、そっくりそのままスコットとの対決に活かされていたのも面白い。ただ収縮時の理論に関して、「本来の力が縮む事で小さな接点に凝縮され、巨大なパワーになる」というルールだったら、アリに乗る事も人の肩に立つ事さえもできないんじゃないか、とツッコミたくもなった。でも、面白ければオールオッケー。 【好きな要素】 ルイスがめちゃくちゃ面白い。状況説明はかなり笑った。他の作品でも説明して欲しいぐらい。なんだか可愛い愛されキャラ。 冒頭のS.H.I.E.L.D.シーンを見て、やっぱり繋がる世界観って魅力的だなと思った。その他も、スターク社の保管施設がアベンジャーズ本部に変わっていたり。 音楽がかっこいい!レトロチックで、ジャジーな、Mr.インクレディブルのような、そんなテイストの楽曲が沢山あってテンションが上がった。メインテーマも好き。劇中は若干、モンタージュが多過ぎかなとも思ったが、その音楽が救ったくれた気がする。 【総括】 アベンジャーズタイトルの次の作品なので、感覚が麻痺してスケールダウンしたような印象も持ってしまうが、作品自体は他の作品と差別化されたシュールでユニークな魅力があった。何より、オヤジたちの熱い愛が輝く作品。

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