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アントマン (2015)

ANT-MAN

監督
ペイトン・リード
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3.94 / 評価:4,627件

解説

マーベルコミックスの人気キャラクターを主人公にしたアクション。体長1.5センチになれる特殊スーツを着用した男が、正義の味方アントマンとなって悪に挑む。メガホンを取るのは、『チアーズ!』などのペイトン・リード。『ウォールフラワー』などのポール・ラッド、名優マイケル・ダグラス、『ホビット』シリーズなどのエヴァンジェリン・リリーらが出演している。小さな体を生かしながら、強大な悪を倒していくアントマンの姿は痛快。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

仕事や人間関係がうまくいかず、頑張ろうとすればするほど空回りしてしまうスコット・ラング(ポール・ラッド)。別れた妻が引き取った娘の養育費も用意することができず、人生の崖っぷちに立たされた彼のもとにある仕事が舞い込んでくる。それは肉体をわずか1.5センチに縮小できる特殊なスーツをまとい、正義の味方アントマンになるというものだった。スーツを着用した彼は、ヒーローとして活躍するために過酷なトレーニングを重ねていくが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)Marvel 2015
(C)Marvel 2015

「アントマン」スモール・イズ・ビューティフル。シンプルかつユーモアたっぷりな痛快ヒーロー映画

 スーパーヒーロー映画には強大な敵が不可欠だ。そうでなければ観客はハラハラできないし、不利な立場にある主人公が強い敵を破ってこそ、爽快感を味わうことができる。

 問題は、強敵との戦いを経験するごとに主人公がレベルアップしてしまうことで、新作を作るたびに、さらに強い敵を登場させなくてはならなくなる。最近のマーベル作品では、宇宙人や人工知能、神様とスケールアップしつづけている。この現状に危機感を抱いたのかどうかはわからないけれど、最新作「アントマン」において、マーベルは真逆の方向に舵を切った。主人公を大きくするのではなく、ミクロ化してしまったのである。

 スケールが小さくなれば迫力も減ると思うかもれないが、「アントマン」は違う。アリの視点で見れば、世界は巨大で驚きに満ちているためで、実際、小部屋を舞台に展開するこの映画のクライマックスは、「アベンジャーズ」シリーズにひけをとらない。

 ハリウッドにはミクロ映画の系譜があるが、最新のVFXを駆使して実現させただけでも、「アントマン」は見る価値がある。おまけに、最近のマーベル作品はクロスオーバーが多すぎて話が複雑になりすぎるきらいがあるが、「アントマン」は強盗映画の公式にのっとったシンプルなストーリーだし、そのくせ倒錯したユーモアがたっぷり込められていて――とくにマイケル・ペーニャ演じるキャラクターは最高だ――、痛快な作品に仕上がっている。第12作目にして、これほど独創的な映画を作ることのできるマーベルには脱帽だ。(小西未来)

映画.com(外部リンク)

2015年9月17日 更新

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