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映画 ハイ☆スピード! -Free ! Starting Days- (2015)

監督
武本康弘
  • みたいムービー 166
  • みたログ 1,900

4.31 / 評価:1726件

キャラが生きている良アニメでした

  • har***** さん
  • 2015年12月21日 10時45分
  • 閲覧数 765
  • 役立ち度 17
    • 総合評価
    • ★★★★★

中学に入学したばかりの個性がバラバラな四人が、水泳部でリレーを泳ぐことになる青春ストーリー。

主人公たち四人は中学生ですが、新しい人間関係に飛び込む時にだれもが不安になるような葛藤をそれぞれが抱えているので、新生活に飛び込んでいく方にはぜひ見てほしい映画だと思います。ポジティブな考え方や、元気をもらいました。

過去のすばらしいリレーメンバーを忘れられない遙は、新しいリレーメンバーと動き出すことに否定的です。未来へ向かって成長しようとする幼馴染みにも不安を感じています。過去が強烈すぎて、未来が見れない。
遙の幼馴染の真琴は、部活の先輩の一言がきっかけで、自分の意思で好きなこと(水泳)を選んでいないのではないかと悩みます。大好きな幼馴染と一緒にいたいだけなのか、水泳を純粋に好きなだけなのか。
積極的で明るい性格の旭は、遙の泳ぎを見てから、突然、自由形だけ泳げなくなります。理由はわからないけれど、おそらくメンタル的なもの。ポジティブな性格な旭はなんとか克服しようと努力するものの、コントロールできない自分自身に人知れず不安を募らせ戸惑います。
水泳部部長である兄との確執から、部活動を馬鹿にしていた郁弥は、慕っていた兄から突き放された過去により、誰も信じきれず他者との間に壁を作っています。

すばらしい過去が忘れられなかったり、自分の意思でしたいことをしているのかわからなくなったり、すごい人の眼の前でちっぽけな自分を発見したり、不意打ちに慕っていた人に距離置かれて人が信じられなくなったり…。
人と関わるって、こういう悩み、あるよなあと思いました。皆必死で、がんばれって思いながら見ていました。なので、彼らが互いや他の人物の言動に心動かされたりして、やっと自分の答えを見つけて、今いるチームで最高のリレーを泳ぐラストは爽快でした。

同じ時間軸で、複数の悩みが進行しているんですが、長いモノローグなどがなく、物語途中、彼らの悩みや原因は、行動や表情で推察するしかありません。
この映画は、作画も声優の演技も実に細かく表現されているので、キャラたちの行動や表情にリアイティがあります。注目するキャラを変えると彼は彼なりの経過を経ていることがわかるのです。
実写映画だと役者の表現が映像で残されるのですが、複数のクリエイターが携わってキャラを作るアニメで、ここまでキャラが「生きている」のはすごい。

映像や音で作られる水の表現も美しく、見終わった後に暗い気持ちには決してならない気持ちのいい作品です。
中学生の時代を懐かしく思い出しつつ、「過去」と「未来」の間にある「今」の自分を見つめ直すよいきっかけをいただきました。

詳細評価

物語
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音楽

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