作品レビュー(58件)
- hokahokamokomoko
5.0点
かつてロックスターとして名声を得ながらも今は落ち目となってしまったミュージシャンの男ダニーが、数十年前に書かれた自分に宛てたジョン・レノンからの手紙の存在を知り奮起してゆく姿を描くヒューマン映画。似たような構図のストーリーが多い中でさほど新しさがないものの強く響いて来るものもある。主人公のダニーの歌のシーンをもうちょっと見たかった気も。
- つとみ
4.0点
実話を元にした作品ではあるが、内容は手紙のことよりももっとダニー・コリンズというキャラクターに寄り添ったものだった。 そのダニーを演じたのは名優アル・パチーノ。老いてから一層やさぐれた雰囲気に磨きがかかり、「スカーフェイス」の時の成り上がり感と相まって、最高のキャラクターを構築したと思う。 残念なのはパチーノがロックスターに見えないことと、歌があまり上手ではなかったことだろうか。 ダニーは気が弱いが優しい男。冒頭の若きダニーの表情に未来への不安が表れている。売れないかもしれない不安ではなくて、売れてしまうことへの不安というのが何とも斬新だ。 売れることで今の自分を保てなくなるかもしれない不安。その不安は悲しくも的中し、酒とドラッグに溺れることになる。 気が付けば若い取り巻きにたかられるだけの空虚な生活を送っていた。 そんな時にジョン・レノンからの手紙を手にし、本来のなりたかった自分になろうと決心する。 本作の魅力はダニーのキャラクターと会話の掛け合いにあるだろう。 半分本気で半分ジョークだったり、大真面目にイカれたことを言ったり、ラリっていないときのダニーは本当に憎めない男だ。 そして、周りの人に対する優しさと、時にしつこすぎるほどのひたむきさが花を添える。 ラストは歌で感動を狙ってくると思っていたがそうはならず、少々残念な気持ちもあるが、パチーノの歌があれなこととダニーの魅力は歌以外のところにあることを考えれば最高のエンディングだったともいえる。 「親愛なるダニー」と「やあ、トム」は同じ瞬間なのではないかと思う。 ダニーにその瞬間は遅れてやって来たが、40年後ではなく、今この瞬間に支えてくれる人がいれば道を踏み外すことはない。
- ふらんこ
2.0点
ネタバレ共感しにくいかな
このレビューにはネタバレが含まれています。 - eku********
4.0点
ネタバレキャスト超いい~
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ksk********
4.0点
何を演じてもアル・パチーノ。堕落した大物歌手の役柄なのだが歌はあまりうまくない。でもその存在感はやはり抜群。ホテルのマネージャーをナンパするシーンは往年の「セント・オブ・ウーマン」や「フランキーとジョニー」を彷彿とさせる相変わらずの独演。カッコイイ。そして息子との仲を修復するラストシーンも彼ならでは。久しぶりにアルパチーノらしさを満喫した。
- bat********
5.0点
落ちぶれたダニーの再生物語を描いており、愛に溢れていて、元気になれる映画です。 確かにお金にものを言わせてる感は否めないけど、ダニーなりに一生懸命な息子へのつぐないに感動した。なんだかんだ憎めない性格で、周りを自然と明るくしちゃうところもダニーの魅力。そういうところは憧れるキャラクターだった。 アル・パチーノ様泣かせてきます。ミュージシャンのダメな感じとてもいいです。でもとっても優しい。心が温かくなる映画です。
- yok********
2.0点
息子の不幸てんこ盛りにはちょっと・・・。 せっかくの実話を基にしているのなら、もっと、踏み込んだ脚本が書けたはず。 この程度のできは、ジョンレノンもスティーヴ・ティルストン氏も気の毒だ。
- hko********
5.0点
集中して楽しめました
- nor********
4.0点
ネタバレレノンからの手紙は届かなくとも
このレビューにはネタバレが含まれています。 - きらそらちゃん
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - chi********
4.0点
もし主人公が自分だったとしたらと考えると、当時ジョンレノンからの手紙がちゃんと届いていたらと思うとどうしょうもない気持ちになる。なんて残酷な事をしてくれたものだと手紙を売却した相手を恨みます。でもいい映画でした。
- fg9********
5.0点
…あらすじは、解説のとおり。 ショウビズ界で功成り名を遂げたベテランの大物歌手ダニー(アル・パチーノ)。 けれども、往年のヒット曲ばかり歌わされるマンネリの懐メロ歌手路線に、近年は彼自身すっかり嫌気が差していた。 そんなある日、彼は、長年の親友兼マネジャーのフランク(クリストファー・ブラマー)から、思いがけない贈り物を受け取る。 それはなんと43年前、無名の新人ダニーに宛ててあのジョン・レノンが書いた励ましの手紙だった。 それを読んで活を入れられたダニーは、ある一大決心をする。 で、これまでの人生をやり直す決心をしたダニーは、ツアーをキャンセルして小さなホテルに籠って新曲作りに取り掛かるのだった。 そのホテルの支配人がアネット・ベニングで、アル・パチーノとの遣り取りは絶妙だった。 いやいや、こんなことを書いている場合じゃないのだ。 世界一敬愛するジョン・レノンの楽曲がこんなにも一杯使われているなんてチットモ知らなかったので、それだけでもう\(^o^)/ \(^o^)/ の連呼だった。 「イマジン」、「ラヴ」、「ワーキング・クラス・ヒーロー」、「真夜中を突っ走れ」等々、もう大感激だった。 で、ストーリーに戻ると、昔の取り巻きの女性との間に出来た息子のトム(ボビー・カナヴェイル)に会いに行くのだったが、ケンモホロロだ。 で、トムの奥さん(ジェニファー・ガーナ―)は身重で、長女(ダニーの孫娘)はADHDを患っているのだったが、ダニーの財力と知名度を以ってして有名な学校に通わせることが出来るようになるのだった。 この孫娘さんが芸達者で恐れ入った。 しかし、そんな折、トムが難病に侵されていることを知るのだった。 結末の、病院の診察室でダニーとトムが不安に慄きながら治療の検査結果を待つのだったが、「トム」の呼ばれ方のエピソードは素敵だった。 で、新曲が完成したダニーは小規模なコンサートを開くのだったが、あの場面のあそこは、願わくば新曲の「ドント・ルック・ダウン」を聞かせて欲しかったな。 「イマジン」といえば、7年前の次男の結婚式の披露宴で、新婦の弟のピアノ伴奏で新郎のオヤジのオラッチが「イマジン」を歌ってしまったが、今にして思えば……(・_・;)……。 そんなこんなで、本作はしっかりとDBに保存し、文句なしの☆五つだ。
- lovejazz
5.0点
人間というものは、こうも愛おしい。 主演のアルパチーノが最高です。 そして、ジョンレノン、貴方はどうしてこんなにも愛で溢れているのですか? ジョンの愛の深さにただただ感動します。 いくつもの運命のイタズラが重なり、必然となっていく。 そして何より素晴らしいのは、たった一枚の手紙で映画を作った人達の情熱です。 心から拍手を送りたい素晴らしい映画でした。
- mif********
5.0点
ネタバレアル・パチーノの魅力が半端ない
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ain********
4.0点
ネタバレ役者さん達がいいです
このレビューにはネタバレが含まれています。 - おおぶね
4.0点
アメリカ映画の常道である父と息子の確執を描いた映画。 フォークソング歌手のスティーヴ・ティルストンに実際に起きたエピソードを基にシナリオが描かれているというのがミソだ。 ジョンが細かく手紙を書いているというのがすごい。 財津和夫の「切手のない贈り物」を思い出した。 これさえあれば、売り払って働くなくなるというのが僕の考えだ。 だが、一応は再起しようとする。 金の使い方はこんなものだろう。 三波伸介は天才だったが、遺産はほとんどなかったはずだし、藤山寛美は借金しか残さなかった。 タレントというのも大変だ。 舞台の初日に行くと、ジャングルかと思うくらい、花束で埋め尽くされていることがある。うちでも、コンサートの後に花束だらけになって大変なのに、どう始末するのだろうと、他人事ながら心配になる。 誰か、『花束クッキング』という本を出してくれないかと思う。 アネット・ベニングがいつもながらとってもいい。 明るいが、暗い所を持ち合わせる美人という設定ばかりだけど。 ADHDの子どもの様子が見事だった。 親は大変だ。 後は定石どおりなのだが、笑ったのは最後のシーンだった。 一時、病院で「患者様」と呼ばれるようになって気味が悪かったことがあるが、これを思い出した。 レノンはどうして死んじまったのだろう。 アメリカで暗殺される人が多いが、誰も本当のことが分かっていないように思える。 先日、妻のコンサートに美人の知人が現れて僕を探していたが、マネージャーとして最近は同行していないので会えなかった。 そのかわり、25年ぶりに電話をかけて話すことができた。 何年何月何日の日記にこんな記述がある、と話すと「青春時代に一気に戻った」と話していた。 そんな奇跡があるかもしれないから、こうやって生きているのだ。
- melon chan
4.0点
ネタバレ人それぞれの家族愛
このレビューにはネタバレが含まれています。 - MOON
4.0点
アルパチーノって魅力的 この人だから光る内容になったと思う。
- じぇろにも
3.0点
ネタバレ昔のダニーコリンズのインタビュー
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 綾乃
4.0点
半分フィクションで半分ノンフィクションといったところか。 アメリカ人が好きそうなハートフル・ストーリーでハッピーエンドだった。 アル・パチーノ演じるダニーが、周囲の人間を巻き込んで幸せにする様子は観ていて幸せになるし、ダニーの孫娘のホープに通ずる部分がある。 ただ、アル・パチーノはロックンローラーというよりマフィアのボスみたいな雰囲気だったな(笑)。