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Dearダニー 君へのうた
2015年9月5日公開

Dearダニー 君へのうた

DANNY COLLINS

PG121072015年9月5日公開

おおぶね

4.0

財津和夫の「切手のない贈り物」

 アメリカ映画の常道である父と息子の確執を描いた映画。  フォークソング歌手のスティーヴ・ティルストンに実際に起きたエピソードを基にシナリオが描かれているというのがミソだ。  ジョンが細かく手紙を書いているというのがすごい。  財津和夫の「切手のない贈り物」を思い出した。  これさえあれば、売り払って働くなくなるというのが僕の考えだ。  だが、一応は再起しようとする。  金の使い方はこんなものだろう。  三波伸介は天才だったが、遺産はほとんどなかったはずだし、藤山寛美は借金しか残さなかった。  タレントというのも大変だ。  舞台の初日に行くと、ジャングルかと思うくらい、花束で埋め尽くされていることがある。うちでも、コンサートの後に花束だらけになって大変なのに、どう始末するのだろうと、他人事ながら心配になる。  誰か、『花束クッキング』という本を出してくれないかと思う。  アネット・ベニングがいつもながらとってもいい。  明るいが、暗い所を持ち合わせる美人という設定ばかりだけど。  ADHDの子どもの様子が見事だった。  親は大変だ。  後は定石どおりなのだが、笑ったのは最後のシーンだった。  一時、病院で「患者様」と呼ばれるようになって気味が悪かったことがあるが、これを思い出した。  レノンはどうして死んじまったのだろう。  アメリカで暗殺される人が多いが、誰も本当のことが分かっていないように思える。  先日、妻のコンサートに美人の知人が現れて僕を探していたが、マネージャーとして最近は同行していないので会えなかった。  そのかわり、25年ぶりに電話をかけて話すことができた。  何年何月何日の日記にこんな記述がある、と話すと「青春時代に一気に戻った」と話していた。  そんな奇跡があるかもしれないから、こうやって生きているのだ。

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