2.0点
…あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄で、レビュー数も未だ2件のみだ。 よっぽど人目に付かない作品なのだろう。 第1次世界大戦開戦から1年後の1915年が舞台だ。 先ずは、第1次世界大戦の映画というのは珍しい。 オーストリア=ハンガリー南部のチロル地方のある村で、ホテルを営むオーストリア人一族の娘とイタリア人男性アンジェロの結婚式が開かれていた。 丁度その折、イタリア軍がオーストリアに宣戦布告したものだから、大混乱が起きる。 アンジェロは、急遽イタリア軍に服すのだった。 一方、アンジェロの妹はイタリアに戻ることを拒んでホテルの一室に隠れるのだが、そんな彼女のことを一族の青年アンダルが好意を寄せ始めるのだった。 この青年アンダルを『ナルニア国物語』シリーズのウィリアム・モーズリーが演じているのだが、それほどの存在感はなかったな。 で、アンジェロの妹とは別れ難かったが、アンダルもチロル猟兵連隊に加わり、山岳地帯に登ってイタリア軍を迎撃するのだった。 後は、戦争がドンパチとおっ始まるのだが、画像が暗すぎて観るのに疲れた。 その合間に、チロルの村の変態教師がアンジェロの妹や奥さんに悪さをするのだが、こんなエピソードは全く要らんかったな。 男衆は戦争に駆り出されて生死の境を彷徨っているというのに、アンタ、なにやってんの!と不愉快になった。 不愉快と言えば、イタリア軍のオペラ好きの基地外指揮官は不愉快過ぎて却って愉快だったな。 こんなことぐらいしか書くことはないが、戦争のシーンも人物像もロマンスもすべてが中途半端に思えてあまり愉しめなかった。 ところで、クラウディア・カルディナ―レの名前が見えたが、どこに出ていたっけ?……全然気が付かなかったな……残念!