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探検隊の栄光 (2015)

監督
山本透
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  • みたログ 926

3.46 / 評価:650件

この企画を実現してしまった勇気が凄い!

  • UrbanDockGoer さん
  • 2015年10月29日 23時09分
  • 役立ち度 14
    • 総合評価
    • ★★★★★

バカバカしい映画であることは観る前から十分、分かっていた。宣伝ポスターにそれが良く表れている(改めて見ると、ポスターとして内容を良く表した傑作だ)し、映画館に置いてあったチラシ“スポーツ報知”がまた良く出来てた(こんなとこで“報知”なんて出していいの?と思っていたら、報知新聞がスポンサーの1社でした)。

そう言う意味で、結構期待に沿った作品でした(笑)

《物語》
時代は1980年代。伝説の生き物などを追いかけ、ドミュメンタリーチックな娯楽番組のロケの様子を描いたドラマ

一世を風靡したドラマの主演で名を馳せた俳優杉崎(藤原達也)だったが、その後仕事は停滞。そのドラマで染み付いてしまったイメージを壊そうと、“探検隊”の隊長の仕事を引き受ける。

その他の隊員は番組のプロデューサー(ユースケ・サンタマリア)、ディレクター,アシスタントディレクター,カメラマン、音声・照明担当と現地通訳である。

今回は伝説の三つ首の蛇ヤーガを追い、東南アジア(?)のべラン共和国(もちろん架空)へ飛ぶ。



《感想》
俺が観た作品の中で、この作品の乗りに一番近いのは昨年公開の“女子ーズ”だ。 “女子ーズ”は俺の大のお気に入りで、とことんクダラナイ話を大真面目に演じる役者に大笑いした。 なので、“女子ーズ”が気に入った人は本作も楽しめるのではないか。逆にあれが受け容れられなかった人は本作も近づいちゃダメ。


いずれにしろ本作の最大のお笑いはこんな企画を実現してしまったこと。 業界の人間が飲み屋で

「こんなの、映画にしちゃったらどうすか?」
「おお、それいいね!」
「受けるよ!!」

なんていうバカ話を本気にしちゃったヤツは誰?(笑)




一番受けたのは、言葉の通じない現地人を相手に隊長に無理矢理話をさせて、現地人の言葉に勝手な日本語訳を付けたシーン。若い人は知るはずもないが、1980年頃、こういう番組とか矢追のUFO特番で良くああいうシーン(外国人の証言にちょっと白々しい日本語ナレーションをかぶせる)を見せられていた我々にはバカ受け!


前半はそんなシーンの連続で当時の番組を小バカにしたギャグの連続。これがかなり笑える。ところが後半はちょっと様子が変わって来る。隊長杉崎はどこまでも真面目で熱い男なのだ。 超いい加減な番組制作に最初はあきれ顔の杉崎だが、面白い番組に仕上げることに段々熱くなっていく。それはそれで1つのドラマっぽい展開で悪くない。

実際当時の番組の制作現場に居た人達は、大半の視聴者が真実とは思ってくれないことを百も承知で、杉崎にように面白さを追求してたのかな? とふと思ったりもした。


藤原達也のおかしいほどの熱演、ユースケ・サンタマリアの十八番キャラ炸裂、等々役者達は「良くぞこのおバカ企画に真面目に付き合った」と称賛したい。



年に1~2本しか映画を観ない人なら、別のもっとまともな作品を観た方がいい。でも、映画館常連さんなら、「たまにはこんなのもいいかも」です。

期待せずに観れば、結構楽しめまっせ(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • コミカル
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