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アクトレス ~女たちの舞台~ (2014)

SILS MARIA/CLOUDS OF SILS MARIA

監督
オリヴィエ・アサイヤス
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  • みたログ 412

3.39 / 評価:301件

時を超える若さとは?

  • ars******** さん
  • 2020年9月3日 14時50分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

女優だし、精神的に世界が狭いので、舞台演劇というか、密室劇というか。
あまり好みではないけれど、あまり見ない種類の映画だったので、ある種新鮮な出会いという感じだった。
全体的にベラベラ喋る割に、状況説明が中途半端で、カメラで説明するのか、立ち位置が微妙。
物語の進行自体はスムーズで、演技も文句なしの出来。
何十年も前の出来事を引きずりながら実は全く成熟などしていない大女優マリアのリアルさは見事。
若い時にちょっかいかけられた俳優を未だにNG扱い。時が止まったというか幼稚なまま。案の定、結婚にも失敗し、スピーチもベタなものしか書けない。
そして、それを世話するヴァンが見事。仕事だから、すぐ大人ぶる幼稚さに合わせておだてて、苦心しながら付き合っていくが、やがて限界に。この人、トワイライトの印象しかないが、なんかもったいないな。拍手。賢いから、この陰鬱な特有のイジメを察知する感じ、そしてそれを明確には伝えない感じ。あれ、そう言えばなんかイライラしてたなと思わせる所。
更に若い典型的な未熟そのもののジョアン登場で、マリアは、昔の自分に出会うのです。
不倫相手の妻が自殺未遂をしても、それがどれだけ酷い事かも、当然ジョアンは、分かりません。仕事に守ってもらう。
ラスト、演技の提案をジョアンにするマリア。演目の役どころよろしく、若さに利用され捨てられるマリア。秘書とは真逆ながら、本質は同じ。そして、これからヘレナが始まる。
ジョアンやネットの醜聞を拒否したい製作スタッフが、出演を打診。それは、演技に対する無垢さをマリアが持っている証。
表面的に演技で取り繕ってきたマリアが、発見、未経験、素直、期待へと時から解放されていくベクトル。
カノン、自然、途中のロック、アルプスで過ごすのもまた一興。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不気味
  • 知的
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