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罪の余白 (2015)

監督
大塚祐吉
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  • みたログ 846

3.04 / 評価:611件

悪のヒロインの憎々しさは成功。それだけ

  • sol***** さん
  • 2020年12月17日 10時54分
  • 閲覧数 476
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作でまず恨めしく思ったのは内野聖陽さん、1.5倍速で見始めたら彼の声がもそもそ全然聞き取れず1.3倍速にせざるを得なかったこと。
それでも案の定というべきか邦画にありがちの時間ダラダラ系だったので、1.5倍速ならイライラも減じただろうと思うと残念ではある。

以上はさておき、映画のテーマはもはや在り来たりとなってしまったいじめ自殺。

ところがその自殺というか過失死に到る過程がなんじゃそれ? のもやもやとした筋立て。実に不明瞭な危険行為示唆といった風であれでは悪のヒロインを強く咎める気にもなかなかなりようがない。
※あんな示唆・教唆でマインドコントロールされてしまうものなのかは私は分からない。
それこそがサブテーマである死んだ女子の父親が大学の講義で説いていた「二重拘束」ということなのだろうが、その関連性を視聴者に強く刻印づける説得力は極めて弱かったと言わざるを得ない。

最初の動機付けが弱い上に、後で発見されるPC日記、復元されたスマホデータも明確な苛め記録という点では貧弱なため、主筋がどんどん弱化するという珍しい展開。

逆に悪のヒロインに内野聖陽が追い込まれるという展開にかなりムカムカさせられ不愉快極まる。※それが監督の意図した事ならある意味見事。

内野も心理学講師として賢い方法で彼女を揺さぶるというわけではなく、全くやきもきが募るばかり。「内野さんもしかして大根?」と芝居にも疑問符がつくという体たらく。笑
※彼の主演映画は初体験

クライマックスの彼女との捨て身対決は賢いんだか頭悪いんだかどうにも言いようがない。まぁ悪い噂を彼女に流されまくっていたわけだから、あれしか方法がなかったのかもしれないけれども・・・

生煮えの気持ち悪いもやもやが残りそうなのが、悪のヒロインの結末で少しは帳消しになったのが救いとはいえ、それすらもはやどうでもいいという心境。

悪のヒロインは憎々しい気持ちをこちらに掻き立てたという点で熱演と言えるだろうが、校内で一目置かれる美人という設定は厳しかったかもしれない。最初の方で仲良し3人組?の会話を見た時に誰が主で誰が従なのか分かり辛かったし、スカウト場面もスカウトした社員の方が美人に見えてしまいはっきり言って分が悪かったからね。

後非常に気になったのが音楽。優雅なメロディの一本調子で最後まで押し切りやがって、あれじゃ適材適所の背景音楽という仕事を果たしたとはとても言えないように感じた。


0.9の一つ星

葵わかなの中途半端な使い方も不満かな。


追記:調べたら女性作家の原作みたい。若い頃の作品みたいで想像するに悪のヒロインのような女子に嫌な目にあわされ、小説中で復讐を遂げたということなのかもしれない。
死なせるまではいかないが、あの結末なら腹いせできる最低限のレベルだったのだろう。それでも苛め内容からすれば飛躍し過ぎの印象は否めなかったけどね。
的外れだったらすんません。

詳細評価

物語
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音楽

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