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顔のないヒトラーたち (2014)

IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS/LABYRINTH OF LIES

監督
ジュリオ・リッチャレッリ
  • みたいムービー 173
  • みたログ 461

3.90 / 評価:331件

作り手の熱意が感じ取れる秀作

  • motorhead_lemmy さん
  • 2016年2月21日 23時01分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

「アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表作品」と言う、肩書きのある映画作品ではあるが、鑑賞前は「どうなんだろ?」と、一抹の不安が心を過ぎった。

率直な感想を述べると、本作の中心人物であるヨハン・ラドマンには全くと言っていい程、感情移入が出来なかったが、内容的には十分に納得のいく出来栄えであった。
因みにこれは、アウシュヴィッツ裁判に重点を置いたストーリーではないのですね。
要は1963年のアウシュヴィッツ裁判が開かれる以前の物語なのである。

何はともあれ、期待値を出来るだけ低くして鑑賞したのが正解だったのか・・・意外な程に重厚感に溢れた無駄のないストーリーで見応えタップリでした。

人間描写も丁寧だったし、人物相関図も至ってシンプルで複雑さは皆無だったかと。
中でもヨハン・ラドマンの葛藤や苦闘などを映し出した描写は実に巧みだったと思う。
所謂、ラドマンの成長過程にスポットを当てたストーリーとでも言うべきかな?

ある意味、この男の正義感が災いを齎し、大きなトラブルを引き起こしているとも言える。
しかしながら、父親がナチス党員だったと、事実を突き付けられた時の絶望感は計り知れないが・・・。

あ、ヨハン・ラドマンは架空の人物だそうです。
因みに検事総長のフリッツ・バウアーとジャーナリストのトーマス・グニルカは実在した人物だとか。

なので、フィクションとノンフィクションのエピソードをバランス良く融合して巧く描き出しているんじゃないかな。

それはそうと、アウシュヴィッツ裁判を知らないドイツ人が多いらしい。
ニュルンベルク裁判は多くの人達が知っているというのに・・・。

なので、アウシュヴィッツを知っている少数のドイツ人にとっては衝撃的な驚きの真実のようです。

日本人にとっても、大いに観る価値のある映画かと。
アウシュヴィッツ裁判の経緯を知る上でも映画化された意味合いが大きいのではなかろうか?



最後に余談です。

実は、そのラドマン役を演じたアレクサンダー・フェーリングは女性受けするであろう、イケメン俳優なのだ(笑)
逆にラドマンの恋人役を演じたマレーネ役のフリーデリーケ・ベヒトは、男受けしそうな可愛い顔立ちをした持ち主なのだ(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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