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最高の花婿 (2014)

QU'EST-CE QU'ON A FAIT AU BON DIEU?/SERIAL (BAD) WEDDINGS

監督
フィリップ・ドゥ・ショーヴロン
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  • みたログ 477

3.79 / 評価:330件

フランス版「招かれざる客」は…

  • bakeneko さん
  • 2020年5月6日 19時29分
  • 閲覧数 304
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

自身もアフリカ系の女性を妻に持つーフィリップ・ドゥ・ショーヴロン監督&脚本作品で、娘をそれぞれイスラム教徒、ユダヤ教徒、中国系の婿に嫁がせた父親の四女がアフリカ系の男性と結婚することになったことから起こる騒動を通して、万国共通の人情の機微で宗教や人種問題を笑い飛ばしてゆくコメディであります。

アラブ系(アルジェリア)、ユダヤ系、中国、アフリカ(コートジボアール)のそれぞれの宗教や考え方、風俗の対比に加えて、対立や支配&差別の歴史まで、世界の国際問題を家族の諍い&結婚問題に集約して見せてゆく作劇となっていて、“国家or民族が表に出てくると平行線をたどる妥協不可能な問題や過去の怨嗟も家族問題として考えれば丸く収まる”-という“人間の本質的な善良さ”への信頼が、やばいネタ満載の映画を心地よい笑いで包んでいます。

3人の婿に関する―アラブ、ユダヤ、中国系のきわどいジョークやアフリカとフランスの嘗ての宗主国と支配下部族との軋轢も華燭なく俎上に載せて笑い飛ばす映画で、
クーペ・デカレーコートジボワールのダンス
カスレ―フランス南西部の豆料理。豚肉ソーセージや羊肉、ガチョウ肉、アヒル肉等と白インゲンマメを、料理の名前の由来にもなったカソール(cassole)と呼ばれる深い土鍋に入れ、長時間煮込んで作る豆のシチュー
ニャマクジーアフリカのジンジャージュース
…といった知識も得ることが出来ますよ!

ねたばれ?
1、本映画は際どいセリフと共に、フランスならではの表現が沢山使われていて、字幕屋さんもかなり意訳をしています。
例1)コートジボワールの青年の父親が息子に“おまえカトリーヌ・ドヌーヴと付き合ってるんだって?”→字幕)白人の女と付き合っているんだって?
例2)ルイ・ド・フュネスのようなコメデイアン→字幕)チャップリンのような喜劇役者
例3)両親が“フクシマ”状態なんだ→字幕)両親が深刻な状況だ など
2、アジア人的には時間にルーズな中国系でも遅刻が常習のフランス人やアラブ、ユダヤに比べると一番早く待ち時間に来るんだ!(因みにアジアで一番時間に正確なのは台湾と日本人ですが、時間ぴったりに来るのもホスト側は厄介な様で、映画「再会の食卓」なかで、“あいつは台湾人だから(空気を読まずに)時間ぴったりに来るぞ!”と招待した中国人が溢すセリフがあります)
3、ユダヤ系の婿の携帯の着信メロディは、ルイ・ド・フュネスが主演した「ニューヨーク←→パリ大冒険」のテーマで、ユダヤのラビに扮装することになったカトリックの災難を活写して、カトリックとユダヤの相克を笑い飛ばして本作の原点となった傑作であります(TV放映時のルイの声を当てた熊倉一雄の“かさばりますな~”は名アドリブ!)。
4、で、三女の絵の問題はどうなったんだ?

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