宮崎あおいに於ける害虫みたいなものかも。
- hra***** さん
- 2017年1月5日 22時44分
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社会通念上の暴力というものに対してあくまで俯瞰の視点で淡々と展開されていく一見無力な少女による暴力描写やクローネンバーグ的なクリーチャーの登場も迫力があってトータルはめちゃくちゃ良かったけど、終盤のフリースクールの場面はちょっと...
雑じゃないですか?
出資側から上映時間に関する制限でもあったのだろうか?脚本が長いとプロデューサーあたりから却下を食らって短くまとめる為に雑に回収されてしまった?
序盤から中盤の丁寧な作りを見るなり監督や脚本家の意向でこの雑な回収の仕方にはならないと思うのだけど...
あと30分伸びてもいいから主人公が何故ちゃんと傷付けた親友に笑えかけられるようになったのか?そこは大切に描いて欲しかった。
これじゃ映画自体のメッセージが通常の学校教育は穴だらけ、フリースクールは素晴らしいみたいなメッセージと勘違いしてしまう。
主演の祷キララさんは良かった。
彼女は宮崎あおいのようになりそう。
もしかしたら今作が宮崎あおいに於ける害虫のような作品になるかもしれない。
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