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マイ・インターン (2015)

THE INTERN

監督
ナンシー・マイヤーズ
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  • みたログ 1.3万

4.13 / 評価:10115件

サヨナラ 日本語で挨拶する二人

  • asa***** さん
  • 2020年10月13日 21時59分
  • 閲覧数 2521
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

今をときめくファションサイトを立ち上げ、CEOとして野心的な経営者として寝る間も惜しんで活動する、かつてのゾゾタウンの前CEO前澤友作氏を彷彿とさせる、アン・ハサウェイ演じるジュールス。

その前に現れた、四十年間を電話帳会社でサラリーマンとして勤めあげ、教育者として生徒達から慕われていた最愛の妻にも先立たれリタイアしたが、生き甲斐を求めて再びインターンとして就職してきた、ロバート・デ・ニーロ演じるベン。

 ベンがジュールズの会社を選んだ理由。それは、彼が四十年間勤めていた電話帳会社を、ジュールズが買い取りリフォームした最先端のベンチャー企業だったからだろう。

 齢七十歳のベンは、百戦錬磨のサラリーマンとして得てきた経験と知識、人間力により、先進的でデジタル化され、能力主義個人主義的な勘違いで自分ファーストな価値観に浸ってしまい、ファッションにも無関心となりダサくなってしまった若者たちに、じわりじわりと影響を与えていく。

 忙しすぎて、他人を思いやることが出来なくなった若者達に、人の温かさは対面でハグすることで愛情を示す事や、落ち込んでいる恋人には肩を抱きながら温かい言葉で励ますこと、愛する娘が精一杯働いても上手くいかず思わず涙が溢れたら清潔なハンカチを差し出して思い遣る事など、アナログな触れ合いについて気づかさせていく、ほのぼのとした御伽噺。

 四十歳の年齢差があり、女社長だからこそ、成立する現代の御伽噺。

 もし、CEOが青年だったら、七十過ぎのおばあちゃんはインターンには、おそらく選ばないだろうし、現に、遣手のお爺さんならば、失礼だけど剛力彩芽さんの様な状態になってしまうのだろう。(そう言えばバイアグラを扱っている映画「ラヴ アンド ドラッグ」で若いアン・ハサウェイが魅力的なヒロインを演じていたけれど、おじじはバイアグラなんかを使って若い女の子を可愛がるんだろうからな)そう言う意味で、まさしく現代のお伽話なんだ。

 まぁハリウッドでは、強面で悪役と言えば、第一に名前が挙がるのがロバート・デ・ニーロ。最近は「ジョーカー」で悲しすぎる道化役者を小馬鹿にしてキレさせ、オンエア中に射殺されてしまう憎憎しい司会者役を当たり前のように演じていた。そのロバート・デ・ニーロが、とても人間味溢れる古き良き紳士役を演じていた。

 アン・ハサウェイは「プラダを着た悪魔」のメリル・ストリープばりのファションでとても輝いており、まさしくハリウッドが誇るスーパースターの貫禄をに魅せられてしまいました。

 映画の中で、別れの挨拶を「サヨナラ」と片言の日本語で二人が言い交わした事も嬉しい事でした。(寿司を食べるシーンもあったけど、「刺身を食べると水銀を採り過ぎる」とのジュールズの発言にも驚いたけど)


 ただ、ジュールズの活躍の為に、才能があるにも関わらず身を引き主夫となり、そのモヤモヤ感と、忙しすぎてすれ違いが続くジュールズとの生活に嫌気がさし、娘のママ友と浮気していた夫がキモすぎて残念でした。
 が、その欠点をおぎなったのは、二人の間の可愛くキュートな娘だったので、まぁ良しとします。

 芸達者の二人、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが、魅力いっぱいに楽しませてくれた、とても良い映画でした。

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