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ボクは坊さん。 (2015)

監督
真壁幸紀
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  • みたログ 594

3.51 / 評価:493件

人は自分に出来ることから始めるしかない

  • tos***** さん
  • 2015年10月21日 1時10分
  • 閲覧数 1617
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 お坊さんという仕事は、いかに社会に貢献が出来るかということを世間から求められるし、当人にとってもその問題に個人的に向き合うべきな仕事だと思います。
 お坊さん用の専用バリカンがあるとか、お坊さんだけの野球チームがあるとかのお笑いネタをちりばめていますが、その問題に正面から取り組んだというのがこの作品としての大きなテーマでした。

 ちなみに、この作品を試写で観させてもらったのが主人公が学んだのと同じ高野山のお寺の本堂で、上映後に一緒に観たそこのお坊さん達が一人ずつ分かれて、それぞれ私たち観客が小グループで車座になって取り囲み話し合うという、相当にユニークなものでした。
 それで私があたったのが、主人公と同じ若いお坊さんだったのですが、東北に後を継ぐ予定のお寺があって、先の大震災で被災した時にしばらくお手伝いに行っていたときのことを話されました。
 幸いその実家のお寺は直接的な被害はなかったそうですが、周辺のあまりの惨状に打ちのめされて、自分はなんと無力なのだろうと大いに悩み、結局、さして役に立てることもなく当時学んでいた京都に戻ったのそうなのですが、戻ったら戻ったで、普通に布団に寝てるだけでも申し訳ない気分で一杯になって欝のような状態が続いたと話されてました。
 それで一念発起し、ヘルパーの資格を取って、それ以降傾聴ボランティアをやり始めるようになったんですと話されてたので印象的でした。

 この作品の主人公も同じように自分の無力さに悩み彼なりの大きな決断をします。ただ、この作品は実話を元にしているとはいえ、正直、私にはいまいちリアリティーに欠けるような気もしましたし、結局、それは自分の出来ることを、身近なところから地道に始めることでしかないのかもしれません。
 それでも、ここで描かれているのは、酒も飲めば、女の子にも関心があるといったごく普通の男の子で、そういった人が決断して、一生懸命に頑張っているという姿には胸を打たれるものがありました。
 

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