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真珠のボタン (2014)

EL BOTON DE NACAR

監督
パトリシオ・グスマン
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  • みたログ 56

4.26 / 評価:35件

チリワインを飲む前に想いを馳せてみる

  • chu***** さん
  • 2015年10月17日 19時19分
  • 閲覧数 1206
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

美しい水と氷の詩的な情景で幕をあける。

はじめに海には、ヒトの家族があった。
永い間、海を家族とした人々は穏やかに生きてきた。彼らは水の言葉を持っていた。

あれ、ボタンはどこに出てくるの。

ある日、遥か海の向こうから大いなる災いがやってきた。
海の家族の一人、ジェミー・ボタンと名付けられた彼は、結果、ボタンと引き換えに家族に災いを引き入れた。
海は、沢山いた家族がどんどん殺されていくのを、黙って見ているしかなかった。
仲良しだった家族はいなくなってしまった。

海の家族がいなくなってから、海は省みられなくなった。
新しく海の近くに生きるチリ人というヒトは海をみない。

唐突に時代が飛び、私は少し困惑した。
ピノチェトの時代だ。

ある日、海に嫌なものが投げ捨てられるようになった。
ピノチェト政権時、拷問で死んだ者たちだ。

よすがに残るは、錆びた鉄に張り付いた一つのボタン。

これは、海の記憶の物語。

( 追記)
現在のチリ。西パタゴニアの歴史を別な視点から考察するドキュメンタリー。
「光のノスタルジア」と対の作品のようだ。
こちらは砂の記憶のようだ。
岩波ホールにて上映中。

こうゆう作品はなんか悪く言えないんだよね。

詳細評価

物語
配役
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