何かを期待して観てはいけない
- ageha_black_butterfly さん
- 2017年10月29日 0時49分
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私は1人で見たとき恐ろしさ120%でしたが、主人が観たいと言うので、もう一度かけましたら『はぁ…ほぉ、ふーん』くらいで見ていたので、人によっては駄作なのかもしれない。
この作品を理性的に観てしまうと、何もかもが当たり前で、そりゃそうだろうと、つまらなくなってしまう。
しかし、介護の経験や認知症の親戚などが居た経験のある人間からすると、ある意味現実に肉薄していて恐怖を感じてしまう。
作中の『祖父母』はいわゆる、狂人であるので、狂人の視点に移入すると非常に恐ろしさを纏う。
狂人は、殺害した人々は、排泄した物と同じで『目に見えない』のだ。
理性的な人は、何故こうしない?と思ってしまうが、そうではなく、人間の極めて現実的な限られた範囲の自由が苦痛を生む。
詳細評価
イメージワード
- 悲しい
- パニック
- 不気味
- 恐怖
- 絶望的
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