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4.0点
長く権力の座についた者は、だんだんおごりが出てくるのは歴史が証明している。 賄賂や法に触れる接待など、我が国でも頻繁に紙面を賑わせている。 悪徳大臣ギザも己の私腹を肥やすため、諸侯から賄賂を取っていた。 バルトーク卿にも何度も賄賂を無心してくる。 バルトークは汚職を嫌っていた当主だけに、領民に対して善政をしいていたことだろう。 これは忠臣蔵をオマージュした作品だと思われるが、47士のほとんどが足軽や馬廻り役の下級武士で構成されていることを知ると、なにか強烈な感動を覚える。 ちなみに家老級の武士は大石内蔵助ぐらいで、あとの者はほとんど逃亡している。 政治という視点から、この映画を見てみるのも、なかなか興味深い。 隊長ライデンと大臣ギザとの心理戦にも注目。
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