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人生の約束 (2015)

監督
石橋冠
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3.38 / 評価:1,156件

友の死が向き合わせた

  • えこう さん
  • 2016年5月2日 20時46分
  • 閲覧数 2224
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

テレビドラマ界では
その名を知らぬものはいないとも言われる
石橋冠監督ですが、

私は恥ずかしながらこの映画を見るまで
その存在さえ知りませんでした。

その監督が1本だけ映画を撮りたいとの思いで描かれた
人生の約束が公開されました。

予告から注目された作品でしたが公開から3日目に鑑賞。
大きな館内にこの日は平日ながら寂しいくらい観客はまばらです。

物語の舞台は富山県新湊。悠馬はかっての親友の電話をきっかけに初めて彼の故郷
新湊を訪れて 悠馬の目線から新湊の町 そして曳山祭りを
目撃していきます。

かって共に起業した親友の死を契機に彼の故郷である新湊の人々と深くかかわっていく姿を描いていきます。

曳山祭りのシーンには何百年続く歴史の重さが感じられましたし、
人の心が触れ合った瞬間に生まれる温かさも存分に描かれていて 都会にはない田舎の良さも随所に折り込まれていたのが心に引きました。

心と心通う瞬間がすごく大切に描かれたと思います。
祭りを通じて子、孫、曾孫へ代々つながっていく素晴らしさ。

イヤサーイヤサーという掛け声の迫力に
見ているだけで思わず気持ちが高ぶってきました。
やはり曳山はグッと胸にきます。

祭りの情熱、熱い思いをすごく丹念に描かれていましたね。

鉄也役の江口さん、鉄也になり切るために髪もバッサリカットして撮影に臨まれたと聞きました。
役者さんの役になり切る姿はすごいです。

やはり映画は主役だけでは撮れません
脇役があって主役が引き立つ。
竹野内さんのさらにいい芝居が引き出されていったと言えます。
それを強く感じさせてくれた作品でもあった。

毎年10月に行われる曳山祭り
今必要なのはこの祭りのように元気を出すこと
一致団結することでしょうね

時代の流れとはいえ、人と人がつながりが薄くなっています。

でもこの作品は私たちに今何が必要なのかを
教えてくれました。

哲也は撮影前から たびたび新湊に足を運んでいたのに対し、悠馬は新湊も 曳山祭りも知らないままクランクイン
されたそうです。表情や感情にすごく現れていましたね。

雪で真白な立山の映像美も引き立ちました。

高さ8m 長さ7m 重量8トン
という大きな山車が駆け抜ける曳山祭りのシーンは
緊迫感は圧巻でした。

まさに祭りを見物しているような熱気にさせてくれました。

病床の玄さんを励まそうと
玄さんイヤサーと神輿を掲げるシーンには
号泣でした

人との人情味にあふれていて ほんとに温かくなりました。

力を合わせることの素晴らしさを見せつけてくれました。

なくしてから気づくことばかりやなというシーンもありましたが
友を亡くしてからふっと人生を振り返らせてくれた
 そんな映画だったのかな。

曳山祭りを間に挟みながら、それに関わる人間を捉えていく
ストーリーもよかったし 何より配役陣が素晴らしい。

本作が映画デビューとなった高橋ひかるも
悠馬を新湊につなぐ役をしっかりこなされいたし引かれました。

西田さんの出演作に外れなし。

こんな作品こそ もつともっと日本人に見てもらいたい
コメディものもいいけれど やはり人の心を
動かすのはこんな映画なんだろうなあと
思います。

鉄也の動に対して悠馬の静の演技でそんなバランス
感覚も抜群にいい。

みんなで一つのことを成し遂げようとする力には
元気をもらいました。

曳山を曳くのは、まさに命がけです。
勇ましさ鼓動を揺さぶる展開はさすがです。

祭り好きの日本人にはたまらない設定になっている
と思います。

監督には今作が最後といわず、 2本3本と作っていただきたいです。
素敵な作品見せていただきました。

もう一度人生を見つめ直したくなるそんな作品かな。

ビートたけしさん、いつもながら刑事役がお似合いです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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