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ハッピーアワー (2015)

監督
濱口竜介
  • みたいムービー 68
  • みたログ 140

3.25 / 評価:96件

まるで女湯に入る疑似体・・

  • pin***** さん
  • 2016年12月25日 6時47分
  • 閲覧数 1311
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ピアノレッスン」や「人のセックスを笑うな」の様に女性監督が女性の本質について語るには2時間で足りるのでしょうが、男性監督が(男性にとって、生涯疑似体験する機会がないであろう)女性の本質について語るには、本作のレビューで批判されている様な事柄を、プロセス(あるいは仕掛け)として必要だったのでしょう。女性の本質を描くのはベルイマンや小津が得意とする分野ですが、濱口氏は更に踏み込んだ進化形を本作品で示してくれました。
終盤、朗読会の感想で公平(the 理系脳→ある意味男性脳の代表)に、小説の主人公を通じてまるで温泉の女湯に入っている疑似体験をしているよう、と語らせたことがこの映画のキーワード。
ワークショップにしても、その後の打ち上げにしても、あたかも同じ時間を過ごしているかのような体験をすることで、濱口氏は、男性でも女性の本質を疑似体験できる様にしたと考えます。

5時間超という長尺、専門職ではない俳優の起用、3部に分かれているので鑑賞料が最低でも3000円かかる等々。興行的にハイリスクを負いながら制作・上映して下さった関係者に感謝です。

追記:今日、劇場で2回目を観てきました。1回目よりも映画の細部の緻密さに気づけることが多く、緊迫感と至福感の織りなす、あっという間の5時間17分でした。
ぜひ、DVD化して欲しい作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 知的
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