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BLACK ROOM (2014)

監督
辻岡正人
  • みたいムービー 3
  • みたログ 23

2.05 / 評価:20件

ブレーキの壊れたダンプカー!?

  • torakitirou さん
  • 2015年10月18日 0時18分
  • 閲覧数 1254
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

この監督は、とてつもないバカなのか、それともとてつもない天才なのか。
常人の私には、とても判断できそうにない。

死期を悟った男が、横恋慕した女を自宅の地下室に監禁する。
男の異常な愛と女の憎しみが交差し、愛憎はますます歪んだ状況へと展開していく。そして……。
通常の監督が撮れば、かなり面白いサスペンスになった。
あくまでも、通常の監督が、通常の構成の枠内で話をまとめたらのことだ。

ところが、この監督はただ者ではない。
構成という枠を取っ払い、どこまでも暴走する。
そう、ブレーキが壊れたダンプカーのように。
最盛期のスタン・ハンセンとタイガー・ジェット・シンを足して、2で割らずに2を掛けたような狂乱ファイトに突き進む。

ロックのリズムに酔いしれる男。
ストレスに耐えきれずに壁に頭を打ちつける女。
腰に付けたバイブが暴れる。
石井岳龍とダリオ・アルジェント、数あまたの監督の才能をブチ込みガラガラポンしたような映像が繰り広がる。

常人には理解できない。感じるだけだ。
ただ、あざとさは見受けられなかった。
監督の頭に浮かぶ、ショッキングな映像を無邪気にぶちまけた。
その表現の方がしっくりくる。
嫌味がないのだ。
ただ、目の前に出現する、エログロバイオレンスな映像を唖然と見続けるほかない。
悪い意味ではない。
オモチャ箱をひっくり返したような画面に、いつしか酔いしれている自分に気がつく。

まっとうな評価なんてできるのは、監督と同レベルの天才か大バカ野郎のどちらかだろう。
常人には、好き嫌いの判断さえできない。

それでも気になる作品である。
心に残るではない、心に引っ掛かる、心をかき乱す映画だ。

勇気ある人は、映画館で鑑賞してください。
優劣の判断ではなく、どう感じたかは個人に委ねるしかありません。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • セクシー
  • コミカル
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