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パスポートのない女 (1950)

A LADY WITHOUT PASSPORT

監督
ジョセフ・H・ルイス
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4.00 / 評価:2件

コルチャックはスラブ系の苗字です

  • bakeneko さん
  • 2021年4月28日 22時15分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません!―本作の主人公の苗字:コルチャックはポーランドやロシア人の苗字として有名です―(「コルチャック先生」とか「事件記者コルチャック」ですね!)

軍事独裁政権になる直前でアメリカの半植民状態のキューバを舞台にして、密入国を斡旋する業者を摘発すべく潜入した捜査官の奮闘とアメリカに亡命しようとしている美女のロマンスを描いた捜査サスペンスで、当時のキューバの名所風景やダンスなどの芸能も記録されています。
NYで交通事故死した違法移民の所持品から、キューバを経由した密入国組織が浮かび上がり、捜査員コルチャック(ジョン・ホディアク)が現地に飛んで密航希望者を装って密輸組織に接触する。密入国を斡旋している組織のボス:パリノフ(ジョージ・マクレディ)を突き止めたコルチャックは同時にオーストリアからの難民のマリアンヌ(ヘディ・ラマ―)と恋に落ちてしまい…という恋愛絡みの潜入サスペンスで、現地ロケ映像でキューバの名勝や民俗芸能なども映し出されます。
キューバからフロリダを経てアメリカ内陸部に至る―密入国ルートも提示されていて、まだプロペラ機が主流だった頃の航続距離の短い双発機での亡命飛行がクライマックスとなっています。
ヴィヴィアン・リーが「風と共に去りぬ」でスカーレットの役作りのモデルにした美女:ヘディ・ラマ―の美貌に見惚れる―潜入捜査サスペンスで、当時アメリカはキューバの宗主国としてデカい面をしていたことも判りますよ!(だからその反動で反米政権が出来たんだ…)

ねたばれ?
1、オーストリアから亡命してきたヒロインを演じたヘディ・ラマ―は本当のオーストリア人です(本名はヘドヴィク・エヴァ・マリア・キースラー)
2、1950年の1000ドルは約100万円です。
3、半分の1000ドル札ではどうせ使えないのに何故逃げたのだろう?

おまけ―レビュー項目に無いミステリーサスペンスの紹介を…
フランス人のはずなのに挨拶や動作がアメリカンだなあ~
「夜よりも深い闇:So Dark the Night」(1946年 アメリカ 71分)監督:ジョセフ・H・ルイス、出演者:スティーヴン・ジェレイ、ミシュリーヌ・シェイレル、ポール・マリオン、ユージン・ボーデン、アン・コディー、エゴン・ブレッチャー、ヘレン・フリーマン

フランスの片田舎を舞台にしたフランス人のみで繰り広げられドラマだけれど純然たるアメリカ映画になっている珍作で、巴里の敏腕刑事が休暇で訪れた片田舎で遭遇した連続殺人事件の意外な顛末を語ってゆきます。

パリの刑事アンリ(スティーヴン・ジェレイ)は、休暇で片田舎に滞在中に宿屋の美しい娘:ナネット(ミシュリーヌ・シェイレル)を見染める。ナネットにはレオン(ポール・マリオン)という許嫁が居た為に三角関係となり、アンリとナネットが婚約発表した晩にとうとう衝突してしまう。その夜からナネットが失踪しやがて絞殺死体として見つかったことから、アンリは捜査を開始するが、レオンもまた他殺体で発見される…というミステリーで、前半にアンリとナネットの年の差ロマンスをじっくりと見せた後で、殺人事件の勃発→意外な真相へと雪崩れ込んでゆきます。

1990年代辺りに流行った―“あるミステリーパターン”の嚆矢となった作品で、アメリカ式挨拶をするフランス人は珍妙な印象ですが、挿入される音楽&歌はフレンチ風味ですよ。

ねたばれ?
転地療法を薦めた医者が一番悪い!

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