コメディでなく中途半端な家族ドラマで...
- ポルティ さん
- 2020年3月6日 9時13分
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面白そうなプロットなのにつまらない。鑑賞前はタイトルからの連想で「都会で暮らしているモヒカン青年が久しぶりに帰郷したことで巻き起こるカルチャーギャップコメディ」的なものを期待したが、本当にモヒカンが島に帰るというだけの話で、内容もまさかのほのぼの系家族ドラマ。いや、監督はコメディのつもりなのかもしれないが、笑える部分がほとんどない。間(ま)やセリフに笑いを狙ったであろう部分はあるが、全部スベっていて痛々しく、これは脚本と演出両方の失敗だろう。
ストーリー上も主人公の青年がモヒカンである必要性が感じられないのも設定の甘さだが、そもそもモヒカンならデスメタルでなくパンクだろ?
ここでも松田龍平のダラダラ演技がどうにも鼻につくし、前田敦子もヒロインとしての華がない。柄本明の奮闘ばかりが際立つが、正直この作品にあんな見事なガチ演技はもったいないと思う。
最初の発想こそ良かったものの、いろいろアイデアを膨らませているうちに脚本が生煮えのまま制作された中途半端さを感じずにはいられない。これは変に家族ドラマなどにせず、純粋なコメディにしたらプロットの良さが活きたはずだ。惜しいなあ。
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