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4/猫  -ねこぶんのよん- (2015)

監督
上田慎一郎
早坂亮輔
浅沼直也
中泉裕矢
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2.61 / 評価:44件

優等生が集まって平均70点

  • KumikoEndo さん
  • 2015年12月13日 1時19分
  • 閲覧数 1143
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

初日舞台挨拶でなんでも書いてくれと言われたので遠慮無く書きます。

まず全体の感想。
映画の制約事項として「とある街に猫がいる」だけ、それを守って作れ。
ということだけど、4作品とも平均して大人しい。
気どっていると言うか、10点の映画や、150点の映画が無い。
監督が自分の中に制約を作ってしまったのでは?
あばれた映画は4作品の中に一つも無い。
ぁ、猫だから?猫のイメージで優しく?
だけど、そういう制約は無いのだから、伸び伸びと作れば良かったのに、まとまりすぎて、どれも70点。

『猫まんま』
脚本のレベルが高すぎる。
人物の関係や、重大な出来事を「説明」せず、語らず、観客が判るようにしている。それもベタな展開では無くて、とても高い技術で。
ついていけない人もいると思う。
そして、そこまで高いレベルの脚本が書けるのに、なぜ年号に頼った。
私、年号見ながら頭の中で2を足して、とか計算しちゃった。
観客の笑い声が映画館に響く場面もあったけど、映画の「ストーリー」で笑ってない。
あと、あの手のラストは嫌い。
4作品中、『ホテル菜の花』を除く3作品が、あの手のラストだった。
4人の監督で作ったはずなのに、優等生は似ちゃうのか、個性が消えていると思う。

それと『木屋町DARUMA』の三浦誠己さん出演していたのですね。
今日の舞台挨拶で、お会いするの二度目でした。

『ひかりと嘘の話』
Eテレで放送していた『たらめ古物商』は、この映画と関係しているのか?
ストーリーには無理を感じた。
こじつけ感が大きい。
柴田杏花さんの演技力の高さに救われている映画だと思う。
もう少し、ストーリーが整理できれば、綺麗に仕上がったのでは?
しかし、4作品の中では唯一、気楽に楽しめた。
他の3作品は『暗い』または『硬い』。
「楽しめる」は映画にとってとても大切な事だと私は思っている。

舞台挨拶で、柴田杏花さんについて監督が、歌が上手いと言われていましたけど『くちびるに歌を』や『表参道高校合唱部』で披露していたことを思い出しました。

『一円の神様』
泣いちゃった。
しかし、ずるい。
短編映画である事を、時間が短いことを利用して、人はこうすれば泣く、のおきて破り詰め込み。
泣かせるなら、動物と、子供、それを恥ずかしげも無く、そこだけ使っていた。
まぁ、動物は少なかったけど。
それと、ネタバレするからぼかして書くけど、
チャップリンの映画と、深津絵里さんの映画と似ていると感じた。
その両方を思い出した。

タイトルの意味をずっと考えているけど、未だに理解出来ない。
山田 キヌヲさん、感想書きましたよ。

『ホテル菜の花』
登場人物が、他の作品に比べて「深い味」があった。
ただ、説教臭くて、老人監督が若い頃にいろいろ映画で遊んだ後に、晩年に作る映画、そんなイメージ。
ああいう、ラストは好き。
二つの意味で好き。
ネタが『猫まんま』と被っているのだけど、こっちの方が扱いとしては好き。

だけど、逆を選ぶ「スポンサー」や「協賛している自治体」に、そっぽを向かれる結末を書くのもありだと思う。
そこは、無言の圧力みたいな、「良い作品」作らなきゃ、みたいな風に「流された」のかな?

はい、映画の感想、きつく書きましたけど、舞台挨拶で全監督さんを見てます。
みなさん、優しそうな人達ばかり。
先日マッチ(近藤真彦)がテレビで、後輩がまじめなのばかりで、馬鹿するやつがいない、と言っていたけど、映画の世界もそうなのかな。

それは、よいことなのか?

叱咤激励の意味で、皆さん、是非、映画館へ行って、
私はこんな感想書いたけど
「俺は面白かったぜ」
「あたいは寝ちゃった」
とか、素直に書いて、こういう企画、応援しましょ。

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物語
配役
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