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ライチ☆光クラブ (2015)

監督
内藤瑛亮
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3.06 / 評価:360件

抜けた重要なピース

  • aix***** さん
  • 2021年2月23日 20時12分
  • 閲覧数 46
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作は劇団東京グランギニョルの同名舞台のコミカライズ版。原作既読。
大人になることを拒否したカリスマ少年率いる「光クラブ」が最強のロボと福音の少女を得たことを契機に崩壊していくまでの物語。

ゼラ役の野村周平は賞賛に値する。
中二病的なカリスマと狂気の役どころを良く演じきった。
ゼラに盲従する親衛隊長ニコ役の池田純矢も見事。こんな役が結構似合うなぁ。
他のメンバーも概ね良し。
カノン役の中条あやみも良い配役だ。
ただ眼帯の少年ダフ役は、もう中学生がモアベターだったかと。
ライチも出来れば原作舞台版でライチを演じた嶋田久作に声をあてて欲しかったなぁ。
杉田智和も非常に上手いけどね。

物語も中盤までは概ね良く出来てはいる。

だが終盤、看過出来ない点がいくつか。

・ジャイボの裏切りの理由が甘い。
成長期のヒゲと声変わり=大人への変貌に対する恐れという重要な点が抜け落ちている。
・ニコの失意と憤怒の描写が甘い。
ここは原作通りゼラを便器で腹を破って殺さないと。でないと、皇帝エラガバルスのエピソードが活きない。
・カノンの改変が酷い。
処刑に際してライチに人間でしょ?と呼びかけるだけでなく、死に瀕したライチを人間と肯定させないと。
そして何より基地を後にして「さよなら。ライチ、光クラブ」と言わせないと。

それらを描かずに終劇させてはいけない。
特に後者二点は絵的な映えを優先させる為に原作を改変させたとしか思えない。
玉座で散る皇帝。想い人を腕に抱いて果てる廃墟の恋人。確かに絵にはなるけれど、引き換えにした物が大きすぎる。

という訳で、やや厳しめの星2つ。
演者は本当に良かっただけに、非常に残念。
個人的には、当作に関しては鑑賞するならまず原作での予習を特に強くオススメする。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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