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カノン (2016)

監督
雑賀俊朗
  • みたいムービー 54
  • みたログ 366

4.03 / 評価:304件

人は弱くて脆いけど、愛は深い…涙

  • takayo*** さん
  • 2016年11月6日 16時04分
  • 閲覧数 1373
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

本当は7つ星付けたいくらいの作品でした。

とても感動しました、こんなに泣いた作品は他にありません。素晴らしい作品です。

アルコールに溺れて、幼少期に自分達を捨てた母親を憎むことしか出来なかった三姉妹が、祖母の死をきっかけに実母の人生、そして自分の人生に向き合う、という作品です。

三姉妹は、実母は「もう死んだ」と祖母から聞かされていた。
しかし、大人になって独立しても、アルコール依存症の母親に捨てられた、という呪縛から逃れられずに、彼女達の人生に暗い影を落とし続けている。
それでも体裁を取り繕って「真っ当な人生」を歩んでいる彼女たち…

実母は確かに生きていたが、重度のアルコール依存症から認知症になり、もう、自分たちが実の娘だともわからない状態。

次女の婚約者の言葉をきっかけに、
母親が生きた人生と、記憶に残っている幼少期のネガティブな母親像に正面から向き合うことによって、彼女たちは、本当の自分の人生を歩みはじめていく。

鈴木保奈美さんが演じた実母は、
何度もアルコール依存症を克服しようとしたが、結局失敗。
人間は、たしかに弱いかもしれない、
どうしようもなくて、とても立派な人生とは
程遠い生き方しか出来ないかもしれない。

でも、ボロボロになって無様になっても、
それでも生き続けることに、意味があると思う。
そんな弱くてどうしようもない母でも、
それでも必死に生きて、娘を愛し、想い続けた実母は、私は立派な母親だと思う。

無様だっていい、人からどんなに母親失格と罵られてもいい。
ただ、母は、子供たちに本当の愛を伝えることが出来たのだから、立派に務めを果たしたと思う。

子供は、親を選べないし、自分の人生の運命は、自分で背負うしかない…
誰も人生を代わってはくれない。
実母を憎み続けていた三姉妹が、
母親の愛情を受け入れはじめ、
自分の人生から逃げないことを誓った、
三姉妹で奏でたカノンが、
やむことはないと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 切ない
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